社会 第4章
資料問題
問題編
表・グラフ・史料の読み取り
① 導入
文理コース想定の社会では、資料を見て事実を読み取り、根拠つきで答える力が問われやすいです。 「グラフの見方」だけのメタ問題ではなく、実際の表・数値・史料から解きます。
①タイトル・単位を確認 → ②数値を読む → ③設問の条件(年・地域)を確認 → ④飛躍した断定を避ける。答えは自動保存。
② 基本概念
- 単位・軸:%か実数か、何年分かを最初に確認
- 増加量と増加率:差と割合は別物
- 史料批判:誰が・いつ・何のために書いたか
- 複数資料:矛盾したら両方の定義・範囲を疑う
③ 図解
資料読み取りの型
タイトル・単位 → 数値の比較 → 「言えること/言えないこと」
↑
相関があっても因果とは限らない④ 例題(棒グラフ・表)
【資料1】ある中学校の学年別図書貸出冊数(架空・単位:冊)
| 学年 | 1年 | 2年 | 3年 |
|---|---|---|---|
| 貸出冊数 | 420 | 380 | 510 |
※棒グラフと同じ数値を表にしたもの。
資料1で、貸出冊数が最も多い学年はどれか。
1年から2年にかけての貸出冊数の変化量(冊)を答えよ。
この資料だけから断定してよいことはどれか。
⑤ 基本問題(人口・エネルギー)
【資料2】ある市の人口(架空・単位:万人)
| 年 | 2000 | 2010 | 2020 |
|---|---|---|---|
| 人口 | 20 | 22 | 21 |
2000年から2010年の増加量は何万人か。
2010年から2020年の変化として正しいものはどれか。
2000年を基準にした2010年の増加率(%)を求めよ。小数は四捨五入して整数でよい。
【資料3】ある国の一次エネルギー構成(架空・%)
| 石油 | 石炭 | 天然ガス | 再エネ等 |
|---|---|---|---|
| 35 | 25 | 20 | 20 |
資料3で化石燃料(石油・石炭・天然ガス)の合計は何%か。
資料3について正しいものをすべて選べ。
⑥ 標準問題(貿易・史料)
【資料4】ある国の輸出品目構成(架空・%)
| 機械類 | 自動車 | 化学製品 | その他 |
|---|---|---|---|
| 40 | 25 | 15 | 20 |
資料4で「機械類+自動車」の合計は何%か。
この資料だけから言えることはどれか。
【史料A】(架空・学習用)
「我々は、貿易の拡大によって国を豊かにする。鎖国のままでは、技術も産業も遅れをとるであろう。」 (某藩の役人・1850年代・建白書の一部を簡略化)
史料Aを読むとき、まず確認すべきことはどれか。
史料Aの主張に最も近いものを選べ。
⑦ 応用・入試形式(複数資料)
【資料5】A市・B市の高齢化率(架空・%)
| 市 | 2010 | 2020 |
|---|---|---|
| A市 | 18 | 28 |
| B市 | 22 | 24 |
高齢化率=65歳以上人口÷総人口×100
【資料6】A市・B市の介護職員数(架空・単位:人)
| 市 | 2010 | 2020 |
|---|---|---|
| A市 | 800 | 1200 |
| B市 | 1100 | 1150 |
資料5で、2010〜2020年の高齢化率の上昇幅が大きいのはどちらか。
資料6で、2010〜2020年の介護職員数の増加人数(絶対数)が大きいのはどちらか。
「高齢化率が高い=必ず人口が減っている」と言い切れるか。資料5・資料6だけを根拠に、言える/言えないと理由を書け。
資料5・資料6の両方を用いて、A市の方が介護に関する人手の確保に強いプレッシャーを受けやすいと考えられる理由を、 50〜70字で説明せよ。
⑧ 確認テスト
制限時間:25〜30分 / 各問均等配点
【確認用資料】ある県の産業別就業者割合(架空・%)
| 第1次 | 第2次 | 第3次 |
|---|---|---|
| 5 | 25 | 70 |
第3次産業の割合は何%か。
第1次+第2次の合計は何%か。
この資料から言えることはどれか。
円グラフ(構成比)の合計は通常いくつになるか。
史料を読むとき正しいものをすべて選べ。
⑨ 完全解説
解答・解説は解説編を参照してください。