要点編

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社会 第3章

日本の地形・気候

要点編

【既習/完成/最低25問】日本の自然環境。

要点編 — 参考書として先に読む。理解チェックができたら問題編へ。

① この章のねらい

日本の地形・気候では、プレート境界で地震・火山が多い理由を先に押さえ、季節風で太平洋側と日本海側の冬夏を区別します。地形(平野・山地・リアス海岸)と気象(梅雨・台風)をセットで災害を説明し、統計表や気候資料から地点を特定する練習をします。

  • 地震・火山の多い理由を説明できる
  • 太平洋側と日本海側の冬を区別できる
  • 季節風・梅雨・台風を要因として使える
  • 地形と土地利用の関係を説明できる
  • 気候統計から地点を推定できる

② 図と説明

下の図を順に見てください。各図の下に、その図の読み方を書いてあります。

図 1. 日本の地方区分

日本の地方区分

山地・平野・気候の対応。 図では、矢印・色分け・凡例を順に確認し、本文の用語と対応させて読みます。

地震・火山はプレート境界が土台

日本列島はプレートの境界にあり、プレート同士の動きで地震や火山が多くなります。2011年東北地方太平洋沖地震は太平洋プレートの沈み込みが背景です。緯度や砂漠気候、人口の多さが理由ではありません。活火山はマグマが上昇しやすい境界付近に多い、と因果で書きます。

図 2. 日本の気候

日本の気候

太平洋側・日本海側の違い。 図では、矢印・色分け・凡例を順に確認し、本文の用語と対応させて読みます。

冬夏は季節風で東西が分かれる

冬の季節風は大陸から吹き、日本海で水蒸気を含んで山地で降雪・降水が多くなり、日本海側は雪が多いです。太平洋側は冬は比較的晴れ・乾燥になりやすい。夏は太平洋側に雨が多い傾向があり、「夏雨=日本海側」は誤概念です。瀬戸内は山地に挟まれ年間少雨、沖縄は亜熱帯で台風の影響を受けやすい。

図 3. 地形と縮尺

地形と縮尺

地図記号と距離換算。 図では、矢印・色分け・凡例を順に確認し、本文の用語と対応させて読みます。

地形は生活と産業に影響する

平野には都市や農地が集まりやすく、人口が集中します。扇状地は排水が良く果樹、三角州は低湿地で水田、リアス海岸は複雑な入り江が特徴です。日本アルプス(飛騨・木曽・赤石)や信濃川など地形名を地図と結び、能登半島は日本海に面する、と位置で答えます。

③ 続きの説明

4. 災害は地形と気象をセットで見る

梅雨前線(6〜7月)や台風(北西太平洋)は大雨の要因です。山地や短く急な川では洪水・土砂災害が起きやすく、軟弱な沖積層では地震の揺れが大きくなります。ハザードマップ確認や早めの避難など対策も40字程度で書けるようにします。要因と地形を因果で結ぶ。

5. 気候統計は数値で地点を絞る

1月平均気温・8月平均気温・年降水量の表では、冬の寒さ(1月が低い)、夏の暑さ、年降水量の多寡を順に比べます。北海道は冬冷、沖縄は1月も高温、日本海側は年降水量が多い、など数値の差を根拠に地点A・B・Cを特定します。単位と項目名を先に確認する。

受験で押さえる(この章)

年号語呂は「音↔桁」の対応を指差し確認してから、因果を一文添える。用語は対比で切る。

必暗気候→産業で都道府県を固定する

県名だけ覚えない。左の県について、右で「気候のキー→産業」をセットで言う。

覚えの手がかり対応する答え
石川県日本海側 → 伝統工芸・機械
福井県日本海側 → 繊維・原子力
山梨県内陸盆地 → 果樹・観光
長野県内陸高地 → 精密・農業・観光
岐阜県内陸 → 自動車関連・伝統工芸
静岡県太平洋側温暖 → 茶・みかん・工業
愛知県中京 → 自動車(中京工業地帯)
三重県太平洋側 → 石油化学・観光

覚え方工業地帯の判別キー

円グラフは名称暗記より構成比。機械突出=中京、化学約4割=京葉、金属多め=阪神。

  • 中京工業地帯機械(自動車)が突出(愛知を中心)
  • 京浜工業地帯印刷・出版や大消費地近接(東京〜横浜)
  • 阪神工業地帯金属・中小企業が多い(大阪〜神戸)
  • 京葉工業地域化学が約4割(千葉湾岸)
  • 瀬戸内工業地域港湾と化学(岡山〜山口など)

必暗気候帯の判別

雨温図は「気温の型→雨の型→地域名」の順。

  • 熱帯雨林気候年中高温多雨/赤道付近
  • 熱帯サバナ気候雨季と乾季/熱帯
  • 砂漠気候年降水量が極端に少ない/中緯度高圧帯など
  • 地中海性気候夏乾・冬雨/地中海沿岸
  • 西岸海洋性気候年較差小・雨多い/ヨーロッパ西岸
  • 冷帯(亜寒帯)冬が長い・夏短い/高緯度

戦い方社会の戦い方(この章でも同じ)

資料はリード文→注→表題→単位→極端値。記述は「資料のどこ+因果」。

  • 手順資料問題はリード文→注→表題→単位→極端な値の順。知識だけで先に答えない
  • 手順並べ替えは年号暗記大会にせず、因果(改革→制度→遷都など)で確定
  • 手順公民は用語定義で確実に得点。曖昧なら対義語・対比で切る
  • 手順記述は「資料のどこ+因果」を40〜80字。知識だけの作文にしない
  • 手順毎日15分:学習中の単元の「受験で押さえる」を音読+書き
  • 手順毎日30〜50分:弱点単元の⑤⑥または⑦を1セット
  • 手順近い用語・近い年代・近い数値の取り違え
  • 手順問題文の一部だけ合っていて結論がずれる選択肢

⑤ 公式・用語

名称内容メモ
日本の冬日本海側=雪が多い/太平洋側=晴れ・乾燥
日本の夏太平洋側=雨が多い/日本海側=夏雨は少ない傾向

用語

用語意味
プレート地球の表面を覆う岩盤。境界で地震や火山が起きやすい
季節風季節によって向きが変わる風。日本の気候を大きく決める
日本海側冬の季節風の影響で雪・降水が多くなりやすい側
梅雨初夏に前線が停滞して雨が多くなる時期
成層火山富士山のように溶岩と火山灰が積み重なった火山
リアス海岸山地が沈降してできた複雑な入り江のある海岸

⑥ 手順

日本の地形・気候の手順

  1. 地震・火山はプレート境界かを先に確認する
  2. 冬の天気は日本海側か太平洋側かを決める
  3. 梅雨・台風は時期と大雨の影響を結び付ける
  4. 地形名(火山・平野など)を答えの根拠にする

⑦ 例題

途中の考え方を追うための例です。演習は問題編で行います。

例題 1基本

日本列島が地震・火山が多い主な理由はどれか。

考え方

境界で地殻変動が起きやすいためです。 まず問題文で何を問うかを確かめ、資料がある場合は題名・年・単位・凡例を確認します。次に、本文・地図・年表・表から答えの直接の根拠を一つ選びます。最後に、原因→出来事→結果のつながりで説明できるか、似た用語・時代・機関と取り違えていないかを検算します。

答え:プレートの境界にある

例題 2標準

日本海側の冬の天気の特徴はどれか。

考え方

季節風が日本海で湿り、山地で雪になります。 まず問題文で何を問うかを確かめ、資料がある場合は題名・年・単位・凡例を確認します。次に、本文・地図・年表・表から答えの直接の根拠を一つ選びます。最後に、原因→出来事→結果のつながりで説明できるか、似た用語・時代・機関と取り違えていないかを検算します。

答え:雪が多い

例題 3入試

富士山の地形としての分類。

考え方

溶岩と火山灰が積み重なった火山です。 まず問題文で何を問うかを確かめ、資料がある場合は題名・年・単位・凡例を確認します。次に、本文・地図・年表・表から答えの直接の根拠を一つ選びます。最後に、原因→出来事→結果のつながりで説明できるか、似た用語・時代・機関と取り違えていないかを検算します。

答え:火山(成層火山)

⑧ 入試での使われ方

  • 東西の冬のちがいを先に言う
  • 災害は要因と地形をセットで書く
  • ⑤基本:用語+順序 ⑥標準:資料1枚+短記述 ⑦応用:複数資料梯子+40〜80字(府公立の記述説明密度を下限)
  • 赤本/過去問で形式と時間配分を体感(JS88に社会なし)
  • リセマム大阪社会(共通1種)で資料読取→比較→記述の段に慣れる

⑨ よくある誤り

  • 日本海側の冬を晴れ続きと答える
  • 地震の理由を砂漠気候と答える

⑩ 確認

次ができたら問題編へ進んでください。

  • プレート境界で地震が多いことを説明できる
  • 日本海側の冬の特徴を答えられる

⑪ 問題編へ

「日本の地形・気候」の内容を押さえたら、問題編で手を動かして定着させましょう。

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解いたあとは解説編で手順を確認してください。

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