理科 第12章
生物のつながり・生態系
要点編
【既習/完成/最低25問】食物連鎖と物質循環。
① この章のねらい
ここでは、草→バッタ→カエルの食物連鎖を例にします。矢印の向きはエネルギーの流れを表し、分解者が無機物へ戻す道筋までセットで見ます。
- 食物連鎖の矢印の意味を説明できる
- 生産者・消費者・分解者を役割で区別できる
- エネルギーは一方向、物質は循環すると説明できる
- 二次消費者など栄養段階を図から読み取れる
② 図と説明
下の図を順に見てください。各図の下に、その図の読み方を書いてあります。
図 1. 食物連鎖

矢印はエネルギーの向き。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。
矢印は食べられる側から食べる側
草→バッタは、草が持つエネルギーがバッタへ移ることを示します。逆向きに書くと意味が壊れます。 図や表では、まず矢印・数値・単位が何と何を対応させているかを指で追います。次に条件を式、粒子、力の向きなどへ書き込み、途中の判断を飛ばさずに答えを決めます。見た目や用語だけで決めず、条件が変わっても同じ順序で確かめることが大切です。
図 2. 物質循環の入口

生産者の光合成が起点。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。
草は生産者
光合成で無機物から有機物をつくる生物が生産者です。バッタやカエルは消費者です。 図や表では、まず矢印・数値・単位が何と何を対応させているかを指で追います。次に条件を式、粒子、力の向きなどへ書き込み、途中の判断を飛ばさずに答えを決めます。見た目や用語だけで決めず、条件が変わっても同じ順序で確かめることが大切です。
③ 続きの説明
3. 分解者が循環をつなぐ
落ち葉や死がいを菌類・細菌が無機物へ戻し、再び植物が使います。物質は循環します。 図や表では、まず矢印・数値・単位が何と何を対応させているかを指で追います。次に条件を式、粒子、力の向きなどへ書き込み、途中の判断を飛ばさずに答えを決めます。見た目や用語だけで決めず、条件が変わっても同じ順序で確かめることが大切です。
4. エネルギーは段階ごとに減る
上位の消費者ほど利用できるエネルギーは少なくなります。エネルギーは生物間を循環しません。 図や表では、まず矢印・数値・単位が何と何を対応させているかを指で追います。次に条件を式、粒子、力の向きなどへ書き込み、途中の判断を飛ばさずに答えを決めます。見た目や用語だけで決めず、条件が変わっても同じ順序で確かめることが大切です。
受験で押さえる(この章)
語呂は「音↔記号↔意味」の対応表まで書いて初めて覚え方が完成する。そのあと実験・計算の文脈で使う。
必暗実験定石
変えた条件・そろえた条件・測定値を先に書く。覚え方より手順が本命。手順を言えたら「なぜその集め方/検出か」を一言添える。
- 生態系食物連鎖の矢印の向き/生産者は植物
戦い方理科の戦い方
知識で得点を確保し、計算・考察に時間を残す。単位を先に固定する。わからない用語は、定義→例→対比の順で戻す。
- 手順知識問題で得点を確保し、計算・実験考察に時間を残す
- 手順実験問題は「何を変えたか/何をそろえたか/何を測ったか」を先に書く
- 手順単位・有効数字・グラフの軸を見直す。計算は式を残す
- 手順生物・地学の用語は定義を一文で言えるかだけ確認して次へ
- 手順毎日15分:学習中の単元の「受験で押さえる」を音読+書き
- 手順毎日30〜50分:弱点単元の⑤⑥または⑦を1セット
- 手順近い用語・近い年代・近い数値の取り違え
- 手順問題文の一部だけ合っていて結論がずれる選択肢
⑤ 公式・用語
| 名称 | 内容 | メモ |
|---|---|---|
| 矢印の意味 | 食べられる側→食べる側(エネルギーの流れ) | — |
| 栄養段階の例 | 草=生産者、バッタ=一次消費者、カエル=二次消費者 | — |
用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 生産者 | 光合成などで有機物をつくる生物。主に植物・植物プランクトン。 |
| 消費者 | 他の生物を食べて有機物を得る生物。 |
| 分解者 | 遺体や排出物を無機物へ戻す生物。菌類・細菌など。 |
⑥ 手順
生態系の図の読み方
- 矢印の始点と終点が何かを確認する
- 生産者を起点に栄養段階を数える
- 分解者が抜けていないかを見る
- エネルギー(一方通行)と物質(循環)を分けて書く
⑦ 例題
途中の考え方を追うための例です。演習は問題編で行います。
草→バッタ→カエルの矢印が表すものは何か。
考え方
食べられる側から食べる側へエネルギーが移ります。 まず問題文から与えられた量・単位・向きを取り出し、図のどの部分に対応するかを確認します。次に式または規則に数値や条件を順に当てはめ、計算や判定の途中を省かずに進めます。最後に単位、向き、桁、問いへの答え方が合うかを検算し、根拠と結論を結びます。
答え:エネルギーの流れ
無機物から有機物をつくる生物を何というか。
考え方
光合成を行う植物などが該当します。 まず問題文から与えられた量・単位・向きを取り出し、図のどの部分に対応するかを確認します。次に式または規則に数値や条件を順に当てはめ、計算や判定の途中を省かずに進めます。最後に単位、向き、桁、問いへの答え方が合うかを検算し、根拠と結論を結びます。
答え:生産者
落ち葉を無機物へ戻す生物の役割名は何か。
考え方
菌類や細菌などが物質循環をつなぎます。 まず問題文から与えられた量・単位・向きを取り出し、図のどの部分に対応するかを確認します。次に式または規則に数値や条件を順に当てはめ、計算や判定の途中を省かずに進めます。最後に単位、向き、桁、問いへの答え方が合うかを検算し、根拠と結論を結びます。
答え:分解者
⑧ 入試での使われ方
- 用語は定義と具体例で覚える
- 矢印の向きをエネルギーの流れで固定する
- 分解者を食物連鎖の説明に必ず入れる
- 「エネルギーは循環する」と書かない
- ⑤基本:005net基本問題 ⑥標準:005net標準 ⑦応用:JS88型の実験連鎖+本アプリ
- 理科の学習(005net)で基本→標準を章ごとに
- JS88理科過去問で四分野の配分と実験連鎖を確認
⑨ よくある誤り
- 矢印を食べる側から食べられる側へ書く
- エネルギーも物質と同じく循環すると答える
- 分解者を無視して物質が消えると書く
⑩ 確認
次ができたら問題編へ進んでください。
- 用語は定義と具体例で覚える
- 矢印の意味を説明できる
- 生産者・消費者・分解者を区別できる
- エネルギーと物質の違いを述べられる