要点編

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理科 第11章

遺伝

要点編

【未履修・先取り/完成/最低35問】分離の法則(先取り寄り)。

要点編 — 参考書として先に読む。理解チェックができたら問題編へ。

① この章のねらい

ここでは、エンドウの子葉の形で丸形をR、しわ形をrとし、Rrどうしの交配を例にします。4マスの表で遺伝子型と表現型の比を求めます。

  • 優性・劣性と遺伝子型・表現型を区別できる
  • Punnettの正方形で子の比を求められる
  • 検定交雑でヘテロかホモかを判断できる
  • 比は多数での期待値であり、少人数では必ずその人数にならないと説明できる

② 図と説明

下の図を順に見てください。各図の下に、その図の読み方を書いてあります。

図 1. DNA・遺伝子・染色体

DNA・遺伝子・染色体

階層を混同しない。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。

生殖細胞はRかrの一方

Rrの個体は減数分裂でRの花粉・卵とrの花粉・卵をほぼ半分ずつ出します。 図や表では、まず矢印・数値・単位が何と何を対応させているかを指で追います。次に条件を式、粒子、力の向きなどへ書き込み、途中の判断を飛ばさずに答えを決めます。見た目や用語だけで決めず、条件が変わっても同じ順序で確かめることが大切です。

図 2. 分離の法則(交配表)

分離の法則(交配表)

Rr×Rr≈3:1。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。

Rr×Rrは4マス

子の遺伝子型はRR、Rr、Rr、rrなので比は1:2:1です。表現型は丸:しわ=3:1、しわ(rr)の確率は1/4です。 図や表では、まず矢印・数値・単位が何と何を対応させているかを指で追います。次に条件を式、粒子、力の向きなどへ書き込み、途中の判断を飛ばさずに答えを決めます。見た目や用語だけで決めず、条件が変わっても同じ順序で確かめることが大切です。

図 3. 体細胞分裂と減数分裂

体細胞分裂と減数分裂

染色体数が半分になるのが減数。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。

見た目だけではRRとRrは区別できない

どちらも丸形です。しわ形rrと交配して約1:1になれば、もとはRrです(検定交雑)。 図や表では、まず矢印・数値・単位が何と何を対応させているかを指で追います。次に条件を式、粒子、力の向きなどへ書き込み、途中の判断を飛ばさずに答えを決めます。見た目や用語だけで決めず、条件が変わっても同じ順序で確かめることが大切です。

③ 続きの説明

4. 比は確率

子が4個体でも、しわが必ず1個体とは限りません。80個体ならしわの期待値は20個体です。 図や表では、まず矢印・数値・単位が何と何を対応させているかを指で追います。次に条件を式、粒子、力の向きなどへ書き込み、途中の判断を飛ばさずに答えを決めます。見た目や用語だけで決めず、条件が変わっても同じ順序で確かめることが大切です。

受験で押さえる(この章)

語呂は「音↔記号↔意味」の対応表まで書いて初めて覚え方が完成する。そのあと実験・計算の文脈で使う。

覚え方この章の覚え方・語呂

語呂は「何と何が対応するか」が見えて初めて使える。下の矢印の左右を声に出してつなぐ。そのあと「なぜその性質/公式になるか」まで言える状態にする。

覚えの手がかり対応する答え
優性と劣性優性はヘテロでも表れる。3:1は両親ともヘテロの目安 → 表現型と遺伝子型を分ける(遺伝)

必暗実験定石

変えた条件・そろえた条件・測定値を先に書く。覚え方より手順が本命。手順を言えたら「なぜその集め方/検出か」を一言添える。

  • 遺伝Punnett方眼で遺伝子型/表現型の比と混同しない

戦い方理科の戦い方

知識で得点を確保し、計算・考察に時間を残す。単位を先に固定する。わからない用語は、定義→例→対比の順で戻す。

  • 手順知識問題で得点を確保し、計算・実験考察に時間を残す
  • 手順実験問題は「何を変えたか/何をそろえたか/何を測ったか」を先に書く
  • 手順単位・有効数字・グラフの軸を見直す。計算は式を残す
  • 手順生物・地学の用語は定義を一文で言えるかだけ確認して次へ
  • 手順毎日15分:学習中の単元の「受験で押さえる」を音読+書き
  • 手順毎日30〜50分:弱点単元の⑤⑥または⑦を1セット
  • 手順近い用語・近い年代・近い数値の取り違え
  • 手順問題文の一部だけ合っていて結論がずれる選択肢

⑤ 公式・用語

名称内容メモ
Rr×Rrの遺伝子型比RR:Rr:rr=1:2:1
表現型比(完全優性)優性:劣性=3:1
劣性の確率rr=1/4

用語

用語意味
遺伝子型遺伝子の組み合わせ(RR、Rr、rrなど)。
表現型実際に現れる形質(丸形・しわ形など)。
検定交雑劣性ホモ(rr)と交配して遺伝子型を調べる方法。

⑥ 手順

遺伝の解き方

  1. 優性形質の記号を決め、親の遺伝子型を書く
  2. 親が出す生殖細胞をR/rに分ける
  3. 4マスを埋めて比を読む
  4. 「必ず何人」ではなく確率・期待値で答える

⑦ 例題

途中の考え方を追うための例です。演習は問題編で行います。

例題 1基本

Rrの表現型は優性形質か劣性形質か。

考え方

Rがあるので丸形など優性の形質が現れます。 まず問題文から与えられた量・単位・向きを取り出し、図のどの部分に対応するかを確認します。次に式または規則に数値や条件を順に当てはめ、計算や判定の途中を省かずに進めます。最後に単位、向き、桁、問いへの答え方が合うかを検算し、根拠と結論を結びます。

答え:優性形質

例題 2標準

Rr×Rrで、子がrrになる確率は。

考え方

4マス中1マスがrrです。 まず問題文から与えられた量・単位・向きを取り出し、図のどの部分に対応するかを確認します。次に式または規則に数値や条件を順に当てはめ、計算や判定の途中を省かずに進めます。最後に単位、向き、桁、問いへの答え方が合うかを検算し、根拠と結論を結びます。

答え:1/4

例題 3入試

丸形Xをしわ形rrと交配したら約1:1になった。Xの遺伝子型は。

考え方

検定交雑でヘテロだと約1:1になります。 まず問題文から与えられた量・単位・向きを取り出し、図のどの部分に対応するかを確認します。次に式または規則に数値や条件を順に当てはめ、計算や判定の途中を省かずに進めます。最後に単位、向き、桁、問いへの答え方が合うかを検算し、根拠と結論を結びます。

答え:Rr

⑧ 入試での使われ方

  • 用語は定義と具体例で覚える
  • 4マスを書いてから比を求める
  • 表現型が同じでも遺伝子型が同じとは限らない
  • 少人数の結果だけで比を断定しない
  • ⑤基本:005net基本問題 ⑥標準:005net標準 ⑦応用:JS88型の実験連鎖+本アプリ
  • 理科の学習(005net)で基本→標準を章ごとに
  • JS88理科過去問で四分野の配分と実験連鎖を確認

⑨ よくある誤り

  • 優性=優れた形質と誤解する
  • 子が4人なら必ず劣性が1人と答える
  • RRとRrを見た目だけで区別できると考える

⑩ 確認

次ができたら問題編へ進んでください。

  • 用語は定義と具体例で覚える
  • Rr×Rrで1:2:1と3:1を求められる
  • 検定交雑の意味を説明できる
  • 比を確率として扱える

⑪ 問題編へ

「遺伝」の内容を押さえたら、問題編で手を動かして定着させましょう。

問題編を開く →

解いたあとは解説編で手順を確認してください。

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