理科 第9章
植物のからだとはたらき
解説編
【既習/完成/最低25問】光合成・蒸散など。
図解で確認(メイン)
まず図を確認し、下の解説で各問の手順と根拠をたどってください。図が2枚あります。

細胞壁・葉緑体は植物。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。

材料と生成物がほぼ逆。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。
答え合わせで確認:語呂・必暗・手順
正解/不正解のあと、知識不足なら下の対応表・必暗をその場で再生する。手順ミスなら戦い方を見直す。
覚え方この章の覚え方・語呂
語呂は「何と何が対応するか」が見えて初めて使える。下の矢印の左右を声に出してつなぐ。そのあと「なぜその性質/公式になるか」まで言える状態にする。
必暗実験定石
変えた条件・そろえた条件・測定値を先に書く。覚え方より手順が本命。手順を言えたら「なぜその集め方/検出か」を一言添える。
- 植物の蒸散対照実験(油を張る等)を確認/気孔の働きと結びつける
- 葉のデンプン日光・エタノール・ヨウ素液/対照を置く
- 対照実験調べたい条件以外をそろえる/公平な比較
戦い方理科の戦い方
知識で得点を確保し、計算・考察に時間を残す。単位を先に固定する。わからない用語は、定義→例→対比の順で戻す。
- 手順知識問題で得点を確保し、計算・実験考察に時間を残す
- 手順実験問題は「何を変えたか/何をそろえたか/何を測ったか」を先に書く
- 手順単位・有効数字・グラフの軸を見直す。計算は式を残す
- 手順生物・地学の用語は定義を一文で言えるかだけ確認して次へ
- 手順毎日15分:学習中の単元の「受験で押さえる」を音読+書き
- 手順毎日30〜50分:弱点単元の⑤⑥または⑦を1セット
- 手順近い用語・近い年代・近い数値の取り違え
- 手順問題文の一部だけ合っていて結論がずれる選択肢
図で確認

細胞壁・葉緑体は植物。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。

材料と生成物がほぼ逆。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。
① 導入
この解説は、問題を解いたあと、または途中で止まったときに読んでください。光合成・呼吸・蒸散と細胞分裂の観察手順を中心に書きます。
② 基本概念
- 光合成は葉緑体で光を使い、二酸化炭素と水から有機物と酸素をつくります。
- 植物も昼夜を問わず呼吸します(有機物+酸素→二酸化炭素+水+エネルギー)。
- 蒸散は主に気孔から水蒸気が出る現象で、根からの吸水を助けます。
- 道管は水・無機養分、師管は光合成でできた養分を運びます。
③ 図の確認
葉の断面では気孔・道管・師管の位置を先に確認します。気体の出入りと水の通り道を取り違えないでください。
④ 例題 解説
例1
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 二酸化炭素 です。
設問は「取り入れる気体」なので、放出側の酸素ではなく材料側を選びます。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 二酸化炭素 を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 二酸化炭素 を確定します。
答え:二酸化炭素
例2
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 葉緑体 です。
光合成を行う細胞小器官の名前を問うています。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 葉緑体 を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 葉緑体 を確定します。
答え:葉緑体
例3
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 呼吸 です。
有機物を分解し、生命活動のエネルギーを取り出す過程を選びます。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 呼吸 を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 呼吸 を確定します。
答え:呼吸
⑤ 基本問題 解説
1
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 酸素 です。
取り入れる二酸化炭素と対で覚えると取り違えにくいです。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 酸素 を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 酸素 を確定します。
答え:酸素
2
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 蒸散 です。
気孔から水蒸気が出ていく現象の名前を選びます。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 蒸散 を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 蒸散 を確定します。
答え:蒸散
3
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 道管 です。
根から葉へ水を運ぶ管か、養分を運ぶ管かを区別します。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 道管 を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 道管 を確定します。
答え:道管
4
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 光合成でできた養分 です。
師管が運ぶ主なものを選択肢から選びます。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 光合成でできた養分 を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 光合成でできた養分 を確定します。
答え:光合成でできた養分
5
光合成と呼吸を、材料と生成物で対比して説明します。
光合成は CO₂ と水から有機物と酸素、呼吸は有機物と酸素から CO₂ と水とエネルギーです。
「どちらも酸素を出す」などの片方だけの説明にしないでください。
答え:光合成はCO₂と水から有機物と酸素、呼吸は有機物と酸素からCO₂と水とエネルギー。
6
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 光合成を行うから です。
オオカナダモの葉に葉緑体が見える理由を選びます。
葉緑体があるのは光合成を行うためで、葉が薄いので観察しやすいです。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 光合成を行うから を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 光合成を行うから を確定します。
答え:光合成を行うから
7
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 気孔 です。
道管・師管は管の名前、葉緑体は光合成の場なので、出入り口の名ではありません。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 気孔 を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 気孔 を確定します。
答え:気孔
8
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 促進される です。
蒸散が活発になると葉から水が失われます。
その分を補うため、根からの吸水は一般に促進されます。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 促進される を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 促進される を確定します。
答え:促進される
9
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 細胞壁 です。
植物細胞にあって動物細胞にないつくりを一つ挙げます。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 細胞壁 を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 細胞壁 を確定します。
答え:細胞壁
10
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 光合成に光が必要だから です。
光を当てない葉でデンプンができにくい理由を選びます。
デンプンは光合成の生成物で、光合成には光が必要です。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 光合成に光が必要だから を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 光合成に光が必要だから を確定します。
答え:光合成に光が必要だから
⑥ 標準問題 解説
11
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 葉の気孔から蒸散した水蒸気が冷えて水滴になった です。
袋の内側の水滴の由来を、蒸散という言葉で説明します。
葉の気孔から蒸散した水蒸気が冷え、袋の内側で凝結して水滴になります。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 葉の気孔から蒸散した水蒸気が冷えて水滴になった を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 葉の気孔から蒸散した水蒸気が冷えて水滴になった を確定します。
答え:葉の気孔から蒸散した水蒸気が冷えて水滴になった
12
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 蒸散が盛んになった です。
同じ面積でも風を当てた方が水の減りが大きい、という結果を解釈します。
風で気孔付近の水蒸気が運ばれると蒸散が盛んになり、水の減りが大きくなります。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 蒸散が盛んになった を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 蒸散が盛んになった を確定します。
答え:蒸散が盛んになった
13
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 水 です。
酸素は生成物側で、材料ではありません。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 水 を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 水 を確定します。
答え:水
14
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は a(植物も呼吸する)、c(道管は水を運ぶ) です。
植物も呼吸し、道管は根から吸収した水や無機養分を運びます。
例えば、葉でつくられた養分は主に師管を通り、水は主に道管を通ります。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して a(植物も呼吸する)、c(道管は水を運ぶ) を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え a(植物も呼吸する)、c(道管は水を運ぶ) を確定します。
答え:a(植物も呼吸する)、c(道管は水を運ぶ)
15
対照実験では「光の有無」だけを変え、それ以外の条件をそろえます。
例えば、温度、水の量、二酸化炭素の供給量を同じにします。
複数の条件を同時に変えると、結果の差が光によるものか判断できません。比べる条件を一つに絞ること自体が根拠です。
答え:温度、水の量、二酸化炭素の供給など(例)。
⑦ 応用・入試形式 解説
16
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は ア→エ→イ→ウ です。
観察スケッチの特徴から分裂の時期を並べます。
ア(核が見え染色体は見えない)→エ(核膜が消え染色体が見え始める)→イ(中央に並ぶ)→ウ(両極へ分かれる)です。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して ア→エ→イ→ウ を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え ア→エ→イ→ウ を確定します。
答え:ア→エ→イ→ウ
17
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 染色体 です。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 染色体 を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 染色体 を確定します。
答え:染色体
18
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 核 です。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 核 を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 核 を確定します。
答え:核
19
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 先端近くの成長点(分裂がさかんな部分) です。
細胞分裂の観察に適した部位を選びます。
根の先端近くの成長点は分裂がさかんで、観察に向きます。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 先端近くの成長点(分裂がさかんな部分) を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 先端近くの成長点(分裂がさかんな部分) を確定します。
答え:先端近くの成長点(分裂がさかんな部分)
20
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 2→4→1→3 です。
プレパラート作製のメモを、操作の目的順に並べます。
根端を切る(2)→塩酸でばらばらにしやすくする(4)→染色する(1)→押しつぶす(3)です。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 2→4→1→3 を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 2→4→1→3 を確定します。
答え:2→4→1→3
21
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 細胞を一層に広げて観察しやすくするため です。
押しつぶす操作の目的を選びます。
細胞を一層に広げ、顕微鏡で観察しやすくするためです。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 細胞を一層に広げて観察しやすくするため を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 細胞を一層に広げて観察しやすくするため を確定します。
答え:細胞を一層に広げて観察しやすくするため
22
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 細胞質が分かれ、核をもつ2個の細胞になる(終期) です。
細胞ウ(染色体が両極へ分かれる)のあとを説明します。
終期で細胞質が分かれ、核をもつ 2 個の細胞になります。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 細胞質が分かれ、核をもつ2個の細胞になる(終期) を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 細胞質が分かれ、核をもつ2個の細胞になる(終期) を確定します。
答え:細胞質が分かれ、核をもつ2個の細胞になる(終期)
40
デンプンができたのはアです。
答え:ア
41
光の有無が違うアとイを比較します。
答え:アとイ
42
光ありでのみデンプンができることが根拠です。
答え:光があるアだけデンプンができ、光がないイではできないから。
⑧ 確認テスト 解説
23
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 酸素 です。
取り入れる二酸化炭素と混同しないでください。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 酸素 を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 酸素 を確定します。
答え:酸素
24
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 道=水、師=養分 です。
道管と師管の役割を取り違えない覚え方を選びます。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 道=水、師=養分 を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 道=水、師=養分 を確定します。
答え:道=水、師=養分
25
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 葉 です。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 葉 を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 葉 を確定します。
答え:葉
26
気体の発生と性質は実験条件と結びつける。この問の結論は 光 です。
公式・定義・実験条件のどれに当てはまるかを明示し、単位と因果の向きを確認して 光 を導きます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 光 を確定します。
答え:光
⑨ 振り返り
間違えた問題は、どの条件で止まったかを確認し、同じ型をもう一度解いてください。