問題編

セクション名をタップ=完了/解き直し。「もう一度解く」で白紙再挑戦。

理科 第8章

化学変化とイオン・中和

問題編

【未履修・先取り/完成/最低35問】電離・電気分解・中和(先取り寄り)。

問題編 — 手を動かして記録を残す。まだ不安なら先に要点編で復習。

解く前に:この章の覚え方・戦い方

別冊を開かなくてよい。ここで対応表を指差し確認してから問題に入る。解けたあとも誤答はこの一覧に戻す。

覚え方元素・化学の語呂1 1〜10(水兵リーベ僕の船)

正本「水兵リーベ僕の船」。水=H/兵=He/リーベ=Li・Be/僕=B・C/の=N・O/船=F・Ne。塊で指差し確認する(音節1対1版は使わない)。

覚えの手がかり対応する答え
1番 水(すい)H(水素)
2番 兵(へい)He(ヘリウム)
3番 リーベ(りーべ)Li(リチウム) ※リーベ=Li・Be
4番 リーベ(りーべ)Be(ベリリウム) ※リーベ=Li・Be
5番 僕(ぼく)B(ホウ素) ※僕=B・C
6番 僕(ぼく)C(炭素) ※僕=B・C
7番 の(の)N(窒素) ※の=N・O
8番 の(の)O(酸素) ※の=N・O
9番 船(ふね)F(フッ素) ※船=F・Ne
10番 船(ふね)Ne(ネオン) ※船=F・Ne

覚え方元素・化学の語呂2 11〜20(名前があるシップスクラークか)

正本「名前があるシップスクラークか」。名前が=Na・Mg/ある=Al/シップス=Si・P・S/クラーク=Cl・Ar・K/か=Ca。七曲がり版と混ぜない。

覚えの手がかり対応する答え
11番 名前が(なまえが)Na(ナトリウム) ※名前が=Na・Mg
12番 名前が(なまえが)Mg(マグネシウム) ※名前が=Na・Mg
13番 ある(ある)Al(アルミニウム)
14番 シップス(しっぷす)Si(ケイ素) ※シップス=Si・P・S
15番 シップス(しっぷす)P(リン) ※シップス=Si・P・S
16番 シップス(しっぷす)S(硫黄) ※シップス=Si・P・S
17番 クラーク(くらーく)Cl(塩素) ※クラーク=Cl・Ar・K
18番 クラーク(くらーく)Ar(アルゴン) ※クラーク=Cl・Ar・K
19番 クラーク(くらーく)K(カリウム) ※クラーク=Cl・Ar・K
20番 か(か)Ca(カルシウム)

覚え方元素・化学の語呂3 希ガス(変なねーちゃん歩いてくると奇声を連発)

「変なねーちゃん歩いてくると奇声を連発」。変な=He/ねーちゃん=Ne/歩いて=Ar/くると=Kr/奇声を=Xe/連発=Rn。

覚えの手がかり対応する答え
2番 変な(へんな)He(ヘリウム)
10番 ねーちゃん(ねーちゃん)Ne(ネオン)
18番 歩いて(あるいて)Ar(アルゴン)
36番 くると(くると)Kr(クリプトン)
54番 奇声を(きせいを)Xe(キセノン)
86番 連発(れんぱつ)Rn(ラドン)

覚え方元素・化学の語呂4 ハロゲン(ふっくら周囲暖かい)

「ふっくら周囲暖かい」。ふっくら=F・Cl/周囲=Br・I/暖かい=At。陰イオンになりやすい族としてまとめて覚える。

覚えの手がかり対応する答え
9番 ふっくら(ふっくら)F(フッ素) ※ふっくら=F・Cl
17番 ふっくら(ふっくら)Cl(塩素) ※ふっくら=F・Cl
35番 周囲(しゅうい)Br(臭素) ※周囲=Br・I
53番 周囲(しゅうい)I(ヨウ素) ※周囲=Br・I
85番 暖かい(あたたかい)At(アスタチン)

覚え方元素・化学の語呂5 1族(は!リッチな彼女がルビーをせしめてフランスへ)

「は!リッチな彼女がルビーをせしめてフランスへ」。H・Li・Na・K・Rb・Cs・Fr(アルカリ金属+水素)。

覚えの手がかり対応する答え
1番 は!(は)H(水素)
3番 リッチ(りっち)Li(リチウム)
11番 な(な)Na(ナトリウム)
19番 彼女が(かのじょが)K(カリウム)
37番 ルビーを(るびーを)Rb(ルビジウム)
55番 せしめて(せしめて)Cs(セシウム)
87番 フランスへ(ふらんすへ)Fr(フランシウム)

覚え方元素・化学の語呂6 2族(ベルとマグカップをCarryするならバッグが楽勝)

「ベルとマグカップをCarryするならバッグが楽勝」。Be・Mg・Ca・Sr・Ba・Ra(アルカリ土類金属)。

覚えの手がかり対応する答え
4番 ベル(べる)Be(ベリリウム)
12番 マグカップ(まぐかっぷ)Mg(マグネシウム)
20番 Carry(きゃりー)Ca(カルシウム)
38番 するなら(するなら)Sr(ストロンチウム)
56番 バッグ(ばっぐ)Ba(バリウム)
88番 楽勝(らくしょう)Ra(ラジウム)

覚え方元素・化学の語呂7 イオン化傾向(貸そうかな?まあ、あてにすんなひどすぎる借金)

「貸そうかな?まあ、あてにすんなひどすぎる借金」。K>Ca>Na>Mg>Al>Zn>Fe>Ni>Sn>Pb>H>Cu>Hg>Ag>Pt>Au。左ほどイオン化しやすい。

覚えの手がかり対応する答え
貸そう(かそう)K(カリウム)
か(か)Ca(カルシウム)
な(な)Na(ナトリウム)
ま(ま)Mg(マグネシウム)
あ(あ)Al(アルミニウム)
あ(あ)Zn(亜鉛)
て(て)Fe(鉄)
に(に)Ni(ニッケル)
すん(すん)Sn(スズ)
な(な)Pb(鉛)
ひ(ひ)H(水素)
ど(ど)Cu(銅)
す(す)Hg(水銀)
ぎる(ぎる)Ag(銀)
借(しゃっ)Pt(白金)
金(きん)Au(金)

覚え方元素・化学の語呂8 両性元素(ああすんなり溶けてゆく)

「ああすんなり溶けてゆく」。Al・Zn・Sn・Pb。酸にもアルカリにも溶ける。

覚えの手がかり対応する答え
13番 あ(あ)Al(アルミニウム)
30番 あ(あ)Zn(亜鉛)
50番 すん(すん)Sn(スズ)
82番 な(な)Pb(鉛)

覚え方元素・化学の語呂9 不溶性硫酸塩(硫酸塩は馬鹿なやつ)

「硫酸塩は馬鹿なやつ」。Ba・Ca・Pbの硫酸塩は溶けにくい(沈殿判定の定番)。

覚えの手がかり対応する答え
56番 ば(ば)Ba(バリウム) ※BaSO₄
20番 か(か)Ca(カルシウム) ※CaSO₄(やや溶けにくい)
82番 な(な)Pb(鉛) ※PbSO₄

覚え方元素・化学の語呂10 脂肪酸(パスなくて降りれん)

「パスなくて降りれん」。パス=パルミチン酸・ステアリン酸(二重結合なし)/降りれん=オレイン酸・リノール酸・リノレン酸(二重結合あり)。

覚えの手がかり対応する答え
パ(ぱ)パルミチン酸(飽和) ※パス=二重結合なし
ス(す)ステアリン酸(飽和) ※パス=二重結合なし
降り(おり)オレイン酸(不飽和) ※降りれん=二重結合あり
れ(れ)リノール酸(不飽和) ※降りれん=二重結合あり
ん(ん)リノレン酸(不飽和) ※降りれん=二重結合あり

必暗元素記号・化合物(この章で使う)

対応表で順番を固めたら、記号→名前→典型的な文脈(発生・検出・性質)の三点セットで使う。

  • H(水素)気体の発生・燃焼
  • He(ヘリウム)希ガス
  • Li(リチウム)アルカリ金属
  • Be(ベリリウム)中学で頻出の元素記号
  • B(ホウ素)中学で頻出の元素記号
  • C(炭素)有機物・二酸化炭素
  • N(窒素)空気の約8割
  • O(酸素)燃焼・呼吸
  • F(フッ素)中学で頻出の元素記号
  • Ne(ネオン)希ガス
  • Na(ナトリウム)食塩 NaCl
  • Mg(マグネシウム)燃焼実験
  • H2O(水)酸化水素
  • CO2(二酸化炭素)石灰水を白濁
  • O2(酸素)燃焼を助ける(助燃性)。酸素自体は燃えない
  • H2(水素)可燃性。空気・酸素との混合気体が爆鳴気
  • N2(窒素)空気の主成分
  • NH3(アンモニア)水に溶けやすい・上方置換
  • HCl(塩化水素)気体は塩化水素。水溶液は塩酸(酸性)
  • NaCl(塩化ナトリウム)食塩

覚え方この章の覚え方・語呂

語呂は「何と何が対応するか」が見えて初めて使える。下の矢印の左右を声に出してつなぐ。そのあと「なぜその性質/公式になるか」まで言える状態にする。

覚えの手がかり対応する答え
BTB液の色酸=黄、中=緑、アルカリ=青(中が緑) → 青を中性としない(酸アルカリ)
中和のイオンH⁺+OH⁻→H₂O。塩は残りイオンの組合せ → 酸+アルカリ→塩+水(中和)

必暗実験定石

変えた条件・そろえた条件・測定値を先に書く。覚え方より手順が本命。手順を言えたら「なぜその集め方/検出か」を一言添える。

  • 中和滴定指示薬の色の変化で終点/イオン式まで書けるか
  • 水溶液の性質指示薬→イオン/触覚で決めない
  • 中和熱反応で温度が上がることがある/安全に注意

戦い方理科の戦い方

知識で得点を確保し、計算・考察に時間を残す。単位を先に固定する。わからない用語は、定義→例→対比の順で戻す。

  • 手順知識問題で得点を確保し、計算・実験考察に時間を残す
  • 手順実験問題は「何を変えたか/何をそろえたか/何を測ったか」を先に書く
  • 手順単位・有効数字・グラフの軸を見直す。計算は式を残す
  • 手順生物・地学の用語は定義を一文で言えるかだけ確認して次へ
  • 手順毎日15分:学習中の単元の「受験で押さえる」を音読+書き
  • 手順毎日30〜50分:弱点単元の⑤⑥または⑦を1セット
  • 手順近い用語・近い年代・近い数値の取り違え
  • 手順問題文の一部だけ合っていて結論がずれる選択肢

① 導入

電離・電気分解・中和をイオン式と物質量の計算で扱います(先取り寄り)。体積は必要に応じて L にそろえます。

学習のヒント

用語は定義と具体例(実験・図)で覚え、電離・電気分解・中和の違いも確認しましょう。計算問題はイオン式・途中式・単位を残してください。

② 基本概念

  • 陽イオン+/陰イオン−。電子の授受で電荷が変わる。
  • 電解質は水中で電離し電流を通す。砂糖水は通さない(中学の扱い)。
  • 電気分解:陽イオン→陰極、陰イオン→陽極。
  • 中和:H⁺+OH⁻→H₂O。n=C×V。同体積でも濃度が違えば中性にならない。
  • BTB:黄=酸、緑=中性、青=アルカリ。

③ 図解

イオンの移動

陽イオン→陰極。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。

電池の電子と電流

向きは逆。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。

酸・アルカリ・中和

BTB:酸=黄/中性=緑/アルカリ=青。H⁺+OH⁻→H₂O。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。

滴定とpH

中和点付近で急変。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。

④ 例題

例1

NaCl の電離のイオン式を答えなさい。

例2
【図】硫酸銅の電気分解

Cu²⁺が移動する電極は。

例3

0.10 mol/L 塩酸 20 mL を中和する 0.10 mol/L NaOH は何 mL か。

例4
【図】中和滴定

中和の本質のイオン反応式を答えなさい。

⑤ 基本問題

5

Mg が電子 2 個失うとできるイオン式は。

6

酸性水溶液に共通のイオンは。

7

アルカリ性水溶液に共通のイオンは。

8

陽極へ移動するのは陽イオンか陰イオンか。

9

陰極へ移動するのは。

10

HCl と NaOH の中和でできる塩は。

11

Na⁺ は陽イオンか陰イオンか。

12

Cl⁻ は陽イオンか陰イオンか。

13

電解質の例を一つ。

14

非電解質の例を一つ。

15

電流の向きと電子の流れの関係は。

16

BTB が緑のとき液性は。

⑥ 標準問題

17

0.20 mol/L 塩酸 10 mL を中和する 0.10 mol/L NaOH は何 mL か。

18

中和後も酸性であることを H⁺ と OH⁻ の数で説明しなさい。

液性

19

硫酸イオンのイオン式は。

20

砂糖水が食塩水より電流を通しにくい理由を述べなさい。

電解質

21
【図】水の電気分解(陰極)

陰極で主に発生する気体は。

22

電池で電子は負極から正極へ流れる。電流の向きは。

23

0.10 mol/L 塩酸 30 mL 中の H⁺ は何 mol か。

24

BTB:黄・緑・青の液性を順に答えなさい。

3色

⑦ 応用・入試形式

ラベルのない4本の水溶液 A・B・C・D がある。それぞれは塩酸・水酸化ナトリウム水溶液・食塩水・アンモニア水のいずれかで、重複はない。次の実験Ⅰ〜Ⅳの結果を用いて識別し、(1)〜(7)に答えなさい。

【実験Ⅰ】におい 安全ににおいをかぐと、Cだけが強い刺激臭を示した。

液体ABCD
【実験Ⅱ】フェノールフタレイン赤色無色うすい赤色無色
【実験Ⅲ】蒸発乾固白い固体が残る白い固体が残るほとんど残らないほとんど残らない

【実験Ⅳ】混合+BTB AとDを同体積混ぜ、BTBを1滴加えると緑色になった。BとDを同体積混ぜてBTBを加えると黄色のままだった。

25

(1) 実験Ⅰから、Cは何か。

26

(2) 実験Ⅱから、Aは何か。

27

(3) BとDはそれぞれ何か。B→Dの順に答えなさい。

28

(4) 実験Ⅳで A+D が緑色になった理由を、イオンに触れて40字で説明しなさい。

H⁺|OH⁻|中和

29

(5) 次の文のうち正しいものには○、誤りのものには×をつけなさい。「Bは蒸発乾固で固体が残るので、塩酸である。」

30

(6) 正しいものには○、誤りには×。「Cはフェノールフタレインでうすい赤色になるので、水酸化ナトリウム水溶液より弱いアルカリ性である。」

31

(7) 正しいものには○、誤りには×。「B+Dが黄色のままなのは、食塩水が酸性だからである。」

【資料】水溶液の性質(架空)

BTB電気
A黄色通る
B青色通る
C緑色通らない

(1)〜(3)は同じ資料を用いる。

40

(1) 酸性を示す液はどれか。

41

(2) 中性で電解質でない可能性が高い液はどれか。

42

(3) AとBを混ぜて中性にする実験のねらいを40字以内で述べなさい。

中和

⑧ 確認テスト

32

陽極へ移動するイオンは。

33

H⁺とOH⁻からできる物質は。

34

0.10 mol/L 同士を同量混ぜると液性は。

35

水酸化物イオンの式は。

36

電子を失う変化を何というか(中学)。

37

電気分解で電源の負極側の電極名は。

⑨ 完全解説

解説編で n=C×V と電極を確認する。

夏休み完成講座 — 関西大学北陽高校 文理コース受験サポート

目次