国語 第2章
小説読解
解説編
【既習/完成/最低25問】心情・情景。
図解で確認(メイン)
まず図を確認し、下の解説で各問の手順と根拠をたどってください。図が3枚あります。

表情・行動・台詞の根拠→心情語→変化。図では、矢印の始点と終点、色分け、並び順を順に追い、本文のどの判断に対応するか確認する。

誰が誰にどう動いたか。図では、矢印の始点と終点、色分け、並び順を順に追い、本文のどの判断に対応するか確認する。

出来事→心情の因果を見る。図では、矢印の始点と終点、色分け、並び順を順に追い、本文のどの判断に対応するか確認する。
答え合わせで確認:語呂・必暗・手順
正解/不正解のあと、知識不足なら下の対応表・必暗をその場で再生する。手順ミスなら戦い方を見直す。
必暗慣用句・四字熟語
字義どおりに記さない。場面を一文で言ってから意味を言う。
- 手が足りない人手不足
- 手を焼く扱いに困る
- 歯が立たない対抗できない
- 鼻が高い誇りに思う
- 目がない大好きで自制できない
- 目を通すざっと見る
- 水を差す雰囲気を壊す
- 油を売るムダ話で時間をつぶす
- 異口同音皆が同じことを言う
- 以心伝心言葉なしで通じ合う
- 因果応報行いの結果が返る
- 有言実行言ったことを実行する
- 紆余曲折複雑な経緯
- 雲泥の差大きな差
- 永続可能長く続けられる※SDGsは持続可能
- 臨機応変場合に応じて対応
戦い方国語の戦い方
漢字・語句を先に片付け、読解は設問の問い方を先に確定する。
- 手順漢字・語句を先に片付け、失点を止める
- 手順読解は設問の問い方(なぜ/どういうこと)を先に確定してから本文へ
- 手順記述は字数と「誰の/何について」を先に枠取りし、本文の語句で埋める
- 手順見直しは漢字の同音異義と、記述の条件漏れだけに絞る
- 手順毎日15分:学習中の単元の「受験で押さえる」を音読+書き
- 手順毎日30〜50分:弱点単元の⑤⑥または⑦を1セット
- 手順近い用語・近い年代・近い数値の取り違え
- 手順問題文の一部だけ合っていて結論がずれる選択肢
図で確認

表情・行動・台詞の根拠→心情語→変化。図では、矢印の始点と終点、色分け、並び順を順に追い、本文のどの判断に対応するか確認する。

誰が誰にどう動いたか。図では、矢印の始点と終点、色分け、並び順を順に追い、本文のどの判断に対応するか確認する。

出来事→心情の因果を見る。図では、矢印の始点と終点、色分け、並び順を順に追い、本文のどの判断に対応するか確認する。
① 導入
小説は心情語が少なくても、動作・情景・音の描写を根拠にして心情へ戻ります。設問の人物と場面を取り違えないでください。
② 基本概念
心情語、情景描写、行動の意味、視点が中心です。小説1(バス停)と小説2(廊下)を分けて印を付けます。
③ 図の確認
傍線の動作がある問では、その前後一文まで読んでから選択肢を切ります。
④ 例題 解説
例1
「優が最初にしていた動作はどれか。」では、小説1の冒頭へ戻ります。
「破損した傘をたたんだ」が最初です。バスを運転する・無視する・逃げるは本文にありません。
最初の動作以外の行動を混ぜると順序が崩れます。冒頭一文だけを根拠にします。
答え:破損した傘をたたむ
例2
語句は文脈の前後から意味を決める。この問の結論は まだ雫が落ちる です。
「老女が笑って指摘したこと。」では、老女の発言を探します。
老女の行為(傘を傾ける)と発言を取り違えないよう、カギ括弧内を優先します。
根拠となる語句や文法事項を本文から抜き、設問条件を満たす形で まだ雫が落ちる にまとめます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え まだ雫が落ちる を確定します。
答え:まだ雫が落ちる
例3
「「お先に」と道を空けた行為から読める老女の態度はどれか。」では、行為の効果を見ます。
一歩下がって道を空けるのは、相手を先に乗せる優しさです。敵意・無関心・強制ではありません。
態度は行為の効果から推論し、敵意など本文にない感情を足しません。
答え:相手を先に乗せる優しさ
⑤ 基本問題 解説
4
「末尾で優が気づいたことの心情的意味を40字で。」では、「傘の骨が一本足りないことに…気がついた」へ戻ります。
老女の余裕ある配慮と対比し、自分の余裕のなさを傘の破損に重ねて悟った、とまとめます。
気づきの対象は「傘の骨」です。バスや水たまりだけを書いて心情に戻らない答えを避けます。
答え:自分の余裕のなさを、破損した傘に象徴的に悟った。
5
語句は文脈の前後から意味を決める。この問の結論は 雨上がり です。
「情景として雨の名残を示す語句を一つ。」では、雨の痕跡を示す語を探します。
雨の名残は複数あるので、本文に実際にある語を一つ選べば足ります。
根拠となる語句や文法事項を本文から抜き、設問条件を満たす形で 雨上がり にまとめます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 雨上がり を確定します。
答え:雨上がり
6
「遥が答案をすぐに開かない理由として最も自然なものはどれか。」では、開かない行動と前後の描写を結びます。
封筒をなぞる・深呼吸などから、結果を知る前の緊張・ためらいが自然です。答案が無い等は本文にありません。
「点は悪くなかった」は後の文です。開かない時点の心理に限定します。
答え:結果を知る前の緊張・ためらい
7
語句は文脈の前後から意味を決める。この問の結論は 靴の裏が床に吸い付くように重かった です。
廊下での身体感覚を示す表現は、廊下の場面の文へ戻ります。
根拠となる語句や文法事項を本文から抜き、設問条件を満たす形で 靴の裏が床に吸い付くように重かった にまとめます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 靴の裏が床に吸い付くように重かった を確定します。
答え:靴の裏が床に吸い付くように重かった
8
「点は悪くなかったのにざわめきが残る理由」では、「それなのに胸のざわめきは…収まらなかった」へ戻ります。
安堵しきれず、緊張や自己評価の揺れが残っている、と読むのが近いです。
「それなのに」の前後対比を使い、点数が消えたなどの本文外理由を切ります。
答え:緊張や自己評価の揺れが残っている
9
「封筒の口を指でなぞった」行動の意味を40字で、では、深呼吸のあとの動作として読みます。
開く決意と躊躇が同居する心理の表れ、とまとめます。
なぞる行為を「もう決めた」だけと読まず、躊躇の両面を残します。
答え:開く決意を固めつつ、まだ躊躇している心理の表れ。
10
語句は文脈の前後から意味を決める。この問の結論は 友人の笑い声 です。
根拠となる語句や文法事項を本文から抜き、設問条件を満たす形で 友人の笑い声 にまとめます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 友人の笑い声 を確定します。
答え:友人の笑い声
11
語句は文脈の前後から意味を決める。この問の結論は 行動・情景から心情を推論する です。
「二作品に共通する読解の要点はどれか。」では、両話の解き方を比べます。
どちらも心情語が少なく、行動・情景から心情を推論します。
根拠となる語句や文法事項を本文から抜き、設問条件を満たす形で 行動・情景から心情を推論する にまとめます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 行動・情景から心情を推論する を確定します。
答え:行動・情景から心情を推論する
12
語句は文脈の前後から意味を決める。この問の結論は 動作・比喩・周囲の音などの描写を根拠にする です。
心情語を探すのではなく、描写を根拠にする手順を書きます。
根拠となる語句や文法事項を本文から抜き、設問条件を満たす形で 動作・比喩・周囲の音などの描写を根拠にする にまとめます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 動作・比喩・周囲の音などの描写を根拠にする を確定します。
答え:動作・比喩・周囲の音などの描写を根拠にする
⑥ 標準問題 解説
13
語句は文脈の前後から意味を決める。この問の結論は 手を振る老女の姿 です。
「小説1で水たまりに揺れて見えたものはどれか。」では、水たまりの文へ戻ります。
水たまりに映った対象を、傘やカバンと取り違えないようにします。
根拠となる語句や文法事項を本文から抜き、設問条件を満たす形で 手を振る老女の姿 にまとめます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 手を振る老女の姿 を確定します。
答え:手を振る老女の姿
14
語句は文脈の前後から意味を決める。この問の結論は テスト返しの日 です。
小説2の時間的設定の手がかりは冒頭にあります。
根拠となる語句や文法事項を本文から抜き、設問条件を満たす形で テスト返しの日 にまとめます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え テスト返しの日 を確定します。
答え:テスト返しの日
15
語句は文脈の前後から意味を決める。この問の結論は 優/遥 です。
視点人物は、行動と知覚の中心になっている人物です。
小説1は優、小説2は遥です。老女は視点人物ではありません。
根拠となる語句や文法事項を本文から抜き、設問条件を満たす形で 優/遥 にまとめます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 優/遥 を確定します。
答え:優/遥
16
語句は文脈の前後から意味を決める。この問の結論は 雫・水たまりが情景と心情の媒介になる です。
「小説1の雨上がり設定が効いている点はどれか。」では、雫・水たまりの役割を見ます。
情景と心情をつなぐ媒介になる点が効いています。
根拠となる語句や文法事項を本文から抜き、設問条件を満たす形で 雫・水たまりが情景と心情の媒介になる にまとめます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 雫・水たまりが情景と心情の媒介になる を確定します。
答え:雫・水たまりが情景と心情の媒介になる
17
語句は文脈の前後から意味を決める。この問の結論は 深呼吸 です。
「小説2で遥がした呼吸の動作。」では、チャイムのあとを読みます。
根拠となる語句や文法事項を本文から抜き、設問条件を満たす形で 深呼吸 にまとめます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 深呼吸 を確定します。
答え:深呼吸
18
語句は文脈の前後から意味を決める。この問の結論は 予想(安堵)に反して感情が残る逆接 です。
「「それなのに」の働きを説明せよ。」では、前後の内容を対比します。
点が悪くなかった(安堵)のにざわめきが残る、という逆接です。
根拠となる語句や文法事項を本文から抜き、設問条件を満たす形で 予想(安堵)に反して感情が残る逆接 にまとめます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 予想(安堵)に反して感情が残る逆接 を確定します。
答え:予想(安堵)に反して感情が残る逆接
⑦ 応用・入試形式 解説
19
語句は文脈の前後から意味を決める。この問の結論は 優への雨よけ・配慮 です。
「老女が傘を傾けた行為の直接的効果はどれか。」では、傾ける対象を見ます。
根拠となる語句や文法事項を本文から抜き、設問条件を満たす形で 優への雨よけ・配慮 にまとめます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 優への雨よけ・配慮 を確定します。
答え:優への雨よけ・配慮
20
語句は文脈の前後から意味を決める。この問の結論は 湿ったカバン です。
「小説1で優が抱き直したもの。」では、礼を言ったあとの動作を探します。
「湿ったカバンを抱き直した」とあります。動作の目的語を本文どおりに抜き出します。
根拠となる語句や文法事項を本文から抜き、設問条件を満たす形で 湿ったカバン にまとめます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 湿ったカバン を確定します。
答え:湿ったカバン
21
結末の「ようやく気がついた」は、老女に傘を傾けてもらったあとに破損へ気づく時間差を示します。
配慮を受けた事実と、自分の傘の不備への気づきの遅れを結び、恥ずかしさや申し訳なさを答えます。
「傘が壊れていたから悲しい」だけだと、老女の行為との対応が抜けます。
答え:老女に傘を傾けてもらったあとで破損に気づき、配慮に遅れたことへの恥ずかしさや申し訳なさが残る。
22
語句は文脈の前後から意味を決める。この問の結論は 笑い声 です。
「「弾ける」が修飾するのはどれか。」では、「弾ける」の被修飾語を見ます。
根拠となる語句や文法事項を本文から抜き、設問条件を満たす形で 笑い声 にまとめます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 笑い声 を確定します。
答え:笑い声
23
語句は文脈の前後から意味を決める。この問の結論は 傘の骨 です。
「小説1の結末で不足に気づいた物。」では、末尾へ戻ります。
根拠となる語句や文法事項を本文から抜き、設問条件を満たす形で 傘の骨 にまとめます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 傘の骨 を確定します。
答え:傘の骨
24
語句は文脈の前後から意味を決める。この問の結論は 深呼吸してから封筒に触れる です。
「小説2でチャイムが鳴った後の行動はどれか。」では、チャイム直後を読みます。
深呼吸してから封筒の口をなぞります。すぐに開くわけではありません。
根拠となる語句や文法事項を本文から抜き、設問条件を満たす形で 深呼吸してから封筒に触れる にまとめます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 深呼吸してから封筒に触れる を確定します。
答え:深呼吸してから封筒に触れる
25
語句は文脈の前後から意味を決める。この問の結論は 笑い声やチャイムなどが緊張・安堵の背景を作る です。
「両小説で「音」が心情にどう関わるか40字で。」では、音の例を両話から拾います。
根拠となる語句や文法事項を本文から抜き、設問条件を満たす形で 笑い声やチャイムなどが緊張・安堵の背景を作る にまとめます。
最後に、似た用語・近い選択肢・条件漏れがないかを見直して答え 笑い声やチャイムなどが緊張・安堵の背景を作る を確定します。
答え:笑い声やチャイムなどが緊張・安堵の背景を作る
31
「水たまりに揺れて見えた」は、窓越しに手を振る老女を水面の像として残す描写です。
別れのあとも配慮の余韻が優の中に残る、という心情の持続を情景で示しています。
単なる天気の説明や美辞麗句として読まないでください。
答え:手を振る老女が水に揺れて見え、別れたあとも配慮の余韻が優の中に残っている様子を示す。
32
「点は思ったより悪くなかった」と「それなのに胸のざわめきは収まらなかった」を対比します。
結果は悪くないのに不安が残る、というずれが設問の核です。
「悪くなかったから安心した」と読むと逆接を無視します。
答え:点数自体は悪くなかったのに、不安や自己評価の揺れがすぐに消えず、安堵しきれない。
26
「『それなのに胸のざわめきは、すぐには収まらなかった』とある理由を、直前の結果と対比して40字で述べなさい。」では、「点は思ったより悪くなかった」と対比します。
点数自体は悪くなくても、不安や自己評価の揺れが残っていたため、ざわめきはすぐに収まりませんでした。
「悪くなかった」という結果だけで安堵と決めつけず、逆接のあとに残る感情を根拠にまとめます。
答え:点は悪くなかったのに、不安や自己評価の揺れがまだ残っていたから。
⑨ 完全解説
間違えた問題は、どの本文・条件・選択肢比較で止まったかを確かめてから、もう一度解いてください。