国語 第1章
説明文読解
問題編
【既習/完成/最低25問】要旨・指示語・構成。
解く前に:この章の覚え方・戦い方
別冊を開かなくてよい。ここで対応表を指差し確認してから問題に入る。解けたあとも誤答はこの一覧に戻す。
必暗この章で回す漢字(読み)
左の字を見て右の読みを言う。一字ずつでなく、熟語の意味が通るかも点検する。
必暗この章で回す漢字(書き)
左の読みから右の漢字へ。音だけで当てず、意味もセットで言う。
覚え方同音異義の切り方
同じ読みでも漢字が違う。左の読みに対し、右で「どの漢字=どの意味か」を対比して決める。
戦い方国語の戦い方
漢字・語句を先に片付け、読解は設問の問い方を先に確定する。
- 手順漢字・語句を先に片付け、失点を止める
- 手順読解は設問の問い方(なぜ/どういうこと)を先に確定してから本文へ
- 手順記述は字数と「誰の/何について」を先に枠取りし、本文の語句で埋める
- 手順見直しは漢字の同音異義と、記述の条件漏れだけに絞る
- 手順毎日15分:学習中の単元の「受験で押さえる」を音読+書き
- 手順毎日30〜50分:弱点単元の⑤⑥または⑦を1セット
- 手順近い用語・近い年代・近い数値の取り違え
- 手順問題文の一部だけ合っていて結論がずれる選択肢
① 導入
オリジナル説明文2本以上で要旨・指示語・構成を鍛えます。
傍線部と設問末尾を確認し、本文の該当箇所に印を付けてから選びましょう。
② 基本概念
- 要旨
- 指示語
- 段落役割
- 根拠引用
③ 図解

序論・本論・結論。図では、矢印の始点と終点、色分け、並び順を順に追い、本文のどの判断に対応するか確認する。

どれが筆者の主張か。図では、矢印の始点と終点、色分け、並び順を順に追い、本文のどの判断に対応するか確認する。

接続の印で論理を追う。図では、矢印の始点と終点、色分け、並び順を順に追い、本文のどの判断に対応するか確認する。
④ 例題
文章1:まちの「静けさ」
近年、都市部では「静けさ」そのものが価値になり始めている。騒音は睡眠や集中を削り、健康にも影響する。一方で、完全な無音はかえって不安を呼ぶこともある。望ましいのは、生活音が適度に残りつつ、突発的な轟音が少ない環境だ。自治体の中には、夜間の工事時間を制限し、緑地を緩衝帯として置く例が増えている。また、路面の補修や防音壁の設置のように、目に見えにくい投資が静けさを支えることもある。静けさは「何もないこと」ではなく、「整えられた音の環境」なのである。つまり、音をゼロにするのではなく、人の生活リズムに合った音の質を設計する発想が求められている。
文章1の中心的な主張に最も近いものはどれか。
騒音が削るものの例を本文から一つ。
「一方で」以降が果たす役割はどれか。
⑤ 基本問題
「静けさは何もないことではない」の意味を40字で。
模範:
自治体の具体策を一つ。
文章2:図書館の「居場所」機能
図書館は本を貸す場所だけではない。受験生にとっては長時間机に向かえる場所であり、子育て世代にとっては絵本を介した交流の場でもある。デジタル資料の充実で来館理由が減るのでは、という懸念もある。しかし現場では、静かに学べる空間への需要がむしろ高まっている。大切なのは、貸出冊数だけで価値を測らない視点である。誰が、どのように過ごしているかを観察すると、図書館の役割は立体的に見えてくる。さらに、予約システムの効率化が進むほど、「本を借りるためだけに来る」時間は短くなり、館内で過ごす時間の質が問われるようになる。数値に表れにくい居場所機能を、政策や予算の議論でも意識する必要がある。
文章2が批判的に触れている評価指標はどれか。
受験生にとっての図書館の役割。
デジタル化への懸念に対する本文の立場はどれか。
「役割は立体的に見えてくる」とはどういうことか40字で。
模範:
子育て世代の利用例。
二文に共通する読解のポイントはどれか。
指示語「それ」が指す内容を探す手順を40字で。
模範:
⑥ 標準問題
文章1で緩衝帯として挙げられているものはどれか。
文章2の懸念の内容を一言で。
説明文の段落を「問題→具体→主張」に分ける利点を40字で。
模範:
文章1の「望ましい」環境の説明として近いものはどれか。
文章2で「現場では」とある観察結果。
両文章から「数値だけでは測れない価値」の例を一つまとめよ。
模範:
⑦ 応用・入試形式
文章1・2を踏まえ、(1)〜(8)に答えなさい。推論では本文に書かれていない断定を避け、根拠となる表現に戻ること。
(1) 文章2の接続「しかし」の働きはどれか。
(2) 文章1が健康に結びつけて論じている要因。
(3) 文章1の「整えられた音の環境」と、文章2の「居場所機能」に共通する考え方に最も近いものはどれか。
(4) 両文の題材に共通する都市生活のテーマはどれか。
(5) 文章2終盤の「館内で過ごす時間の質」から推論できる筆者の懸念に近いものはどれか。
(6) 文章1の「音をゼロにするのではなく」という一文が否定している考えを、本文の言葉で答えなさい。
(7) 文章1・2を踏まえ、「数値だけでは測れない公共空間の価値」について60字以内で述べなさい(両文の具体に触れること)。
模範:
(8) 文章2の「しかし」の前後で対比されている内容を、懸念と現場の実態の両方に触れて40字以内で述べなさい。
模範:
⑧ 確認テスト
制限時間の目安: 20〜25分。
文章2で「誰が、どのように過ごしているか」を見る目的はどれか。
二文を一文で横断要約せよ(60字以内)。
模範:
⑨ 完全解説
解答・解説は解説編を参照してください。