要点編

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英語 第5章

会話文

要点編

会話台本つきの表現・応答

要点編 — 参考書として先に読む。理解チェックができたら問題編へ。

ここは参考書パート(要点編)です。市販参考書と同じく「読んで理解 → 例題で流れを追う → チェック」の順で進めてください。理解チェックができたら問題編へ。

① この章のねらい

会話文は、単語の意味だけでなく発話の目的を捉える問題である。あいさつ、依頼、許可、提案、感謝、謝罪、買い物、道案内には、場面に合った応答の型がある。直前の一文だけでなく、誰が何を求め、会話がどこへ向かっているかを読む。疑問文の種類、主語の向き、最後の発言を確認すれば、自然な応答を選べる。

  • 発話の目的を判定する
  • Yes/No疑問文に対応する
  • 疑問詞疑問文へ必要な情報を返す
  • 依頼と許可を区別する
  • 提案・勧誘へ自然に応答する
  • 場面別の定型表現を使う
  • 会話全体の流れから空所を補う

② 重要ポイント(本文)

1.会話は各発言の目的をラベル付けして読む

会話の一文は、質問、依頼、許可、提案、感謝、謝罪、誘いのどれかの目的を持つ。単語を訳す前に目的を判定すると、空所に入る返答の種類が決まる。Could you ...?とMay I ...?は似て見えても、前者は相手への依頼、後者は自分への許可である。会話の目的と場面が合わない選択肢を先に除く。

2.Yes/No疑問文には助動詞またはbe動詞を対応させる

Can you swim?のような疑問にはYes, I can.またはNo, I cannot.と同じ助動詞で答える。Are you busy?ならYes, I am.のようにbe動詞を対応させる。Do you ...?とAre you ...?を混ぜると、文法的にも会話としても不自然になる。主語がyouからIへ変わることも忘れない。

3.疑問詞疑問文には情報を返しYesだけで終えない

Where、When、Who、Why、Howで始まる質問は、場所・時・人・理由・方法を求めている。Where are you going?にYes, I am.と答えても、場所が伝わらない。質問の疑問詞を確認して、必要な語句を一つ以上入れる。理由を問うWhyにはbecauseを使うと、答えの形を作りやすい。

4.依頼は相手にしてほしい行動を尋ねる表現である

Could you open the window?やCan you help me?は、聞き手に行動を求める依頼である。引き受けるならSure.やOf course.、断るならSorry, I cannot.のように返す。May Iとの違いは、行動する人が話し手ではなく聞き手であることにある。依頼への返答では、Yes, I do.のような事実確認の答えを選ばない。

5.許可を求める表現では話し手の行動に注目する

May I use your phone?やCan I sit here?は、話し手が自分でしてよいかを尋ねている。許可するならYes, you may.やSure.、断るならSorry, but ...と答える。依頼と同じCanが使われても、主語Iかyouかで意味が変わる。店や教室など、相手の物や場所を使う場面でよく出る。

6.提案と勧誘は賛成・反対・代案で受ける

Why do not we ...?、Shall we ...?は一緒にする提案である。Would you like to ...?は相手を誘う表現で、Yes, I would love to.やSorry, I cannot.が自然な返答になる。That is a good idea.は提案への賛成を示すが、Can I?への答えにはならない。断るときは理由を短く添えると会話が自然になる。

7.感謝・謝罪・あいさつは定型の組で覚える

Thank you.にはYou are welcome.、I am sorry.にはThat is OK.やNever mind.を返す。How are you?には状態を答え、Nice to meet you.にはNice to meet you, too.と対応させる。単語の意味だけでなく、どの発話の後に使うかを組で覚える。会話完成では、同じ意味でも場面に合う丁寧さを選ぶ。

8.買い物では欲しい物・値段・希望を順に確認する

店員との会話ではCan I help you?にI am looking for ...やI would like ...で要望を伝える。値段はHow much is it?、試着の許可はMay I try it on?を使う。thisとthatがどの商品を指すかを、会話の状況から追う。数字が出る場面では、サイズや価格かを区別して聞く。

9.道案内では場所と方向を結び付ける

Go straight、turn right、next to、across fromなどは、目的地への位置関係を示す。Where is the station?への答えでは、場所の説明が必要であり、YesやNoでは答えられない。地図がある問題では、話者が今いる位置と目的地を最初に確認する。方向表現を一文ずつ図に矢印で書くと迷いにくい。

10.省略された語は直前のやり取りから補う

会話ではI do、Me too、Sounds goodのように、前に出た語を繰り返さず省略することがある。文として短くても、誰の何への返答かを前後から補えば意味が取れる。省略を文法ミスと考えず、自然な会話の特徴として扱う。空所の前後を一往復だけでなく、会話全体で確認する。

11.会話完成は最後の発言まで読んで判断する

選択肢が直前の質問に答えているように見えても、その後の発言とつながらないことがある。話題が決まり、感謝や別れのあいさつへ進む流れも手がかりになる。会話の開始はあいさつや質問、終わりは感謝や次の約束になりやすい。声に出して読んだときに、返答として自然かを確認する。

12.丁寧さは相手と場面に合わせて選ぶ

友人同士ではCan you ...?が自然でも、店員や先生にはCould you ...?やMay I ...?が適する場合がある。命令文Open the window.は、親しい相手でも依頼としては強く響く。選択肢に複数の文法的に正しい文があるとき、場面に合う丁寧さが決め手になる。相手との関係、場所、発話の目的を同時に見る。

③ 公式・用語

名称内容メモ
依頼Could you + 動詞の原形?Sure. / Sorry, I cannot.で応じる。
許可May I + 動詞の原形?Yes, you may. / Sorry, but ...で応じる。
提案Why do not we + 動詞の原形?That is a good idea.が自然な賛成。
勧誘Would you like to + 動詞の原形?Yes, I would love to.で受ける。
道案内Go straight / turn right / next to現在地と目的地を図で確認する。

用語集

用語意味
依頼相手にしてほしいと頼むこと
許可してよいかを認めること
提案一緒にすることを持ちかけること
勧誘相手を誘うこと
承諾頼みや誘いを受け入れること
断り受け入れられないと伝えること
定型表現場面で決まって使う表現
省略文脈上明らかな語を言わないこと
場面会話が行われる状況や場所

④ 解法・読み方の手順

会話空所を解く

  1. 空所の前後を一往復読む
  2. 直前の発言の目的を判定する
  3. 場面と相手の関係を確認する
  4. 定型表現から自然な返答を選ぶ

会話を並べ替える

  1. あいさつや質問で開始を探す
  2. 質問と答えを組にする
  3. 話題の展開をつなぐ
  4. 感謝・別れのあいさつを終わりに置く

会話表現を定着させる

  1. 依頼・許可・提案を分類する
  2. 質問と返答を声に出して組にする
  3. 主語と助動詞の対応を確認する
  4. 場面を変えて言い換える

⑤ 図解

依頼 → 承諾 / 断り  提案 → 賛成 / 別案
質問(Can you ...?)→ 答え(Yes, I can.)→ 感謝(Thank you.)
May I ...?=話し手の行動 / Could you ...?=聞き手の行動

⑥ 例題(読んで流れを追う)

ここは「解く」より「途中式と根拠を追う」ための例です。演習は問題編で。

例題 1基本

A: Thank you very much. B: ____

考え方・途中式

Thank youは感謝なので、応答はYou are welcome.が自然である。Yes, I am.のような事実を答える表現にはならない。

答え:You are welcome.

例題 2基本

A: Can you swim? B: Yes, I ____.

考え方・途中式

Canで聞かれたYes/No疑問文には、同じ助動詞canを使う。主語youは答える側ではIに変わる。

答え:can

例題 3標準

A: Could you open the window? B: ____

考え方・途中式

Could you ...?は依頼である。Sure.は「もちろん」と引き受ける自然な返答で、命令文を繰り返す必要はない。

答え:Sure.

例題 4標準

A: Why do not we go to the park? B: That is a good idea.

考え方・途中式

Why do not we ...?は「〜しませんか」という提案である。That is a good idea.は提案を受け入れる表現である。

答え:公園へ行く提案に賛成している

例題 5入試

店員への最も自然な質問を書きなさい。「このTシャツを試着してもよいですか」。

考え方・途中式

許可を求めるのでMay Iを使う。try onは「試着する」の熟語で、this T-shirtはtryとonの間に置ける。

答え:May I try on this T-shirt?

⑦ 入試・テストでの使い方

外部過去問(JS88・リセマム等)の使い分けは過去問・外部資料ガイドを参照。

  • 空所の前後一文だけで決めず会話全体を読む
  • 疑問文に使われたbe動詞・助動詞を確認する
  • 依頼と許可で主語の向きを区別する
  • Sorryの後には理由が続くことが多い
  • 会話の開始と終了の定型を覚える
  • 選択肢は声に出して自然さを確かめる
  • 005net英語+本アプリ会話章。入試は長文・文法が中心。
  • ⑤基本:英語ブロック文法 ⑥標準:005net英語 ⑦応用:JS88+本アプリ
  • JS88英語過去問で長文語数・設問型を把握
  • 英語ブロックで文法プリント(週3回)+英単語反復

⑧ よくあるミス

  • Could youを許可と誤解する
  • May Iへの答えをIで始める
  • 疑問詞疑問文にYesと答える
  • Thank youへの返答をThank youにする
  • 提案にYes, I doと答える
  • 場面に合わない丁寧さを選ぶ
  • 省略語を文法ミスと決めつける
  • 断りで理由を添えない

⑨ 理解チェック

口頭でもノートでもよいので、全部言えたら問題編へ。

  • 発話の目的を判定した
  • 質問の種類を確認した
  • 助動詞を対応させた
  • 依頼に承諾か断りを返した
  • 許可の主語を確認した
  • 提案への反応を選んだ
  • 感謝・謝罪の定型を使えた
  • 場面を特定した
  • 会話全体の流れを読んだ
  • 最後の発言が自然である

⑩ 問題編へ

「会話文」の要点を押さえたら、次は手を動かして定着させましょう。

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解いたあとは解説編で途中式を確認し、間違えた問題は白紙で再挑戦。

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