社会 第13章
資料・統計・史料読解
解説編
【総合/完成/最低35問】表・グラフ・史料の横断演習。
図解で確認(メイン)
まず図を確認し、下の解説で各問の手順と根拠をたどってください。図が3枚あります。

題名・単位→比較。 図では、矢印・色分け・凡例を順に確認し、本文の用語と対応させて読みます。

棒・折れ線・円の役割。 図では、矢印・色分け・凡例を順に確認し、本文の用語と対応させて読みます。

相関≠因果。 図では、矢印・色分け・凡例を順に確認し、本文の用語と対応させて読みます。
答え合わせで確認:語呂・必暗・手順
正解/不正解のあと、知識不足なら下の対応表・必暗をその場で再生する。手順ミスなら戦い方を見直す。
戦い方社会の戦い方(この章でも同じ)
資料はリード文→注→表題→単位→極端値。記述は「資料のどこ+因果」。
- 手順資料問題はリード文→注→表題→単位→極端な値の順。知識だけで先に答えない
- 手順並べ替えは年号暗記大会にせず、因果(改革→制度→遷都など)で確定
- 手順公民は用語定義で確実に得点。曖昧なら対義語・対比で切る
- 手順記述は「資料のどこ+因果」を40〜80字。知識だけの作文にしない
- 手順毎日15分:学習中の単元の「受験で押さえる」を音読+書き
- 手順毎日30〜50分:弱点単元の⑤⑥または⑦を1セット
- 手順近い用語・近い年代・近い数値の取り違え
- 手順問題文の一部だけ合っていて結論がずれる選択肢
図で確認

題名・単位→比較。 図では、矢印・色分け・凡例を順に確認し、本文の用語と対応させて読みます。

棒・折れ線・円の役割。 図では、矢印・色分け・凡例を順に確認し、本文の用語と対応させて読みます。

相関≠因果。 図では、矢印・色分け・凡例を順に確認し、本文の用語と対応させて読みます。
① 導入
この解説は、問題を解いたあと、または途中で止まったときに読んでください。 資料・統計・史料読解では、資料の欄・単位・数値を指で追ってから答えます。
② 基本概念
- 資料はタイトル・単位・対象年を先に確認します。
- 数値は同じ欄どうしで比べ、似た用語との取り違えを防ぎます。
- 記述では、根拠にした資料名と結論を一文でつなぎます。
③ 図の確認
表や地図がある問では、先に見出しと凡例を読み、そのあと選択肢や記述に進みます。
④ 例題 解説
例1
資料Aは年少15・生産65・老年20、合計100(万人)です。
老年の割合は 20÷100 = 0.2 なので 20% です。
年少15%や生産65%と欄を取り違えないでください。答えは a(20%)です。
資料の該当箇所に印を付け、「a(20%)」へ直行できる読み方にします。
答え:a(20%)
例2
資料Aの人数欄を見ます。年少は15万人です。
割合(%)の欄と混同すると誤ります。答えは15です。
資料の該当箇所に印を付け、「15」へ直行できる読み方にします。
誤答になりやすい近縁の用語・年代・地名を一つ挙げて、なぜ違うかを一言で排斥します。
答え:15
例3
資料Aでは生産年齢65が最多です。
年少15より老年20がやや多い構造も読み取れます。
「老年が生産より多い」とは書いていない点に注意します。
資料の該当箇所に印を付け、「生産年齢人口が多く、年少より老年がやや多い」へ直行できる読み方にします。
答え:生産年齢人口が多く、年少より老年がやや多い。
例4
資料Bの輸出は機械40・自動車30・その他30です。
数値を並べると最大は機械です。
燃料・食料は輸入側なので選びません。答えは a(機械)です。
資料の該当箇所に印を付け、「a(機械)」へ直行できる読み方にします。
誤答になりやすい近縁の用語・年代・地名を一つ挙げて、なぜ違うかを一言で排斥します。
答え:a(機械)
⑤ 基本問題 解説
5
資料Bの輸入は燃料35・食料25・その他40で、合計100です。
燃料の占める割合は35%なので、答えは35です。
輸出の機械40と取り違えないでください。
この対比を答案の根拠として残し、「35」と対応づけて覚えます。
誤答になりやすい近縁の用語・年代・地名を一つ挙げて、なぜ違うかを一言で排斥します。
答え:35
6
輸出は機械・自動車など工業製品が中心です。
輸入は燃料・食料の比重が見えます。
この対比を40字程度で書くと、産業構造の読み取りになります。
今の説明を因果の順でもう一度言い直し、「輸出は工業製品中心、輸入は燃料・食料への依存が見える」に結び付けます。
答え:輸出は工業製品中心、輸入は燃料・食料への依存が見える。
7
史料Cは「民の声を聴き、法をもって国を安んず」と要約されています。
民意と法による統治に近く、武力のみの支配や鎖国強化とは対比されます。
今の説明を因果の順でもう一度言い直し、「a(民意と法による統治)」に結び付けます。
答え:a(民意と法による統治)
8
史料は誰が・いつ・何の目的で書いたかで読みが変わります。
まず確認すべき一例は「いつ誰が書いたか」(出典・時代背景も可)です。
内容の賛否だけ先に決めないでください。
今の説明を因果の順でもう一度言い直し、「いつ誰が書いたか」に結び付けます。
答え:いつ誰が書いたか
9
一次史料は当時の記録や遺物、二次史料は後世の研究・解説です。
教科書の説明文は二次に近いことが多い、と区別します。
模範は「一次は当時の記録、二次は後世の研究・解説。」です。
この対比を答案の根拠として残し、「一次は当時の記録、二次は後世の研究・解説」と対応づけて覚えます。
答え:一次は当時の記録、二次は後世の研究・解説。
10
資料Dは気温15℃前後、6〜7月に降水量が多いとあります。
温帯で梅雨の影響が疑われる読み取りが妥当です。
熱帯雨林や砂漠、氷雪とは合いません。答えは a です。
資料の該当箇所に印を付け、「a(温帯で梅雨の影響が疑われる)」へ直行できる読み方にします。
答え:a(温帯で梅雨の影響が疑われる)
11
グラフの縦軸は、単位や「何を表すか」を先に見ます。
%と実数、万人と人などを取り違えると結論が崩れます。
横軸の項目名とセットで確認してから読み取ります。
この対比を答案の根拠として残し、「単位」と対応づけて覚えます。
誤答になりやすい近縁の用語・年代・地名を一つ挙げて、なぜ違うかを一言で排斥します。
答え:単位
12
二つの数が同時に動いても、一方が他方の原因とは限りません。
相関と因果を混同せず、他要因を疑うのが注意点です。
模範どおり「同時に動いても原因とは限らず、他要因を疑う。」と書きます。
この対比を答案の根拠として残し、「同時に動いても原因とは限らず、他要因を疑う」と対応づけて覚えます。
答え:同時に動いても原因とは限らず、他要因を疑う。
13
資料Eは 2010:58 / 2014:52 / 2018:49 / 2022:53 です。
最も低いのは2018年の49です。
2022年の持ち直しと取り違えないでください。
この対比を答案の根拠として残し、「a(2018年)」と対応づけて覚えます。
答え:a(2018年)
14
2010年58から2018年49へ、数値は下がっています。
傾向を一言で言うと「低下」です。2022年の持ち直しは別の変化です。
この対比を答案の根拠として残し、「低下」と対応づけて覚えます。
誤答になりやすい近縁の用語・年代・地名を一つ挙げて、なぜ違うかを一言で排斥します。
答え:低下
15
投票率が下がると、一部の意見が過大に反映されやすくなります。
代表性のゆがみや無関心の固定化が心配される、と書けます。
「選挙がなくなる」など極端な断定は避けます。
資料の該当箇所に印を付け、「代表性のゆがみや無関心の固定化が心配される」へ直行できる読み方にします。
答え:代表性のゆがみや無関心の固定化が心配される。
16
平均だけ見ると、分布の偏りや格差が見えなくなります。
単位が自動で正しくなるわけではないので、a が近いです。
平均の便利さと限界をセットで答えます。
この対比を答案の根拠として残し、「a(分布や格差が見えなくなる)」と対応づけて覚えます。
答え:a(分布や格差が見えなくなる)
17
棒グラフは量の大小比較、折れ線は時間的な変化の推移に向きます。
使い分けを一言で「量の比較と変化の推移」と答えます。
円グラフ(内訳)との違いも意識すると取り違えにくいです。
この対比を答案の根拠として残し、「量の比較と変化の推移」と対応づけて覚えます。
答え:量の比較と変化の推移
⑥ 標準問題 解説
18
主題図は、まず凡例・単位・対象年を確認します。
そのうえで色や記号の分布の偏りを読みます。
いきなり「多い・少ない」と印象だけで決めない手順が要点です。
今の説明を因果の順でもう一度言い直し、「凡例・単位・対象年を確認し、分布の偏りを読む」に結び付けます。
答え:凡例・単位・対象年を確認し、分布の偏りを読む。
19
史料には筆者の立場や目的が入り込み、誇張がありえます。
疑う観点として「筆者の立場と目的」が適切です。
文字の美しさや紙の厚さだけでは判断できません。
今の説明を因果の順でもう一度言い直し、「a(筆者の立場と目的)」に結び付けます。
答え:a(筆者の立場と目的)
20
パーセントは比率、パーセントポイントは差(変化幅)です。
混同すると「何%増えたか」の意味がずれます。
注意する理由は「変化幅と比率を混同しやすい」ことです。
この対比を答案の根拠として残し、「変化幅と比率を混同しやすい」と対応づけて覚えます。
答え:変化幅と比率を混同しやすい
21
一つの資料だけだと、測り方や時点の偏りが残ります。
複数資料を比べると偏りを補正し、結論の確からしさが増します。
資料を増やすほど必ず正しい、と断定しすぎないでください。
資料の該当箇所に印を付け、「一つの偏りを補正し、結論の確からしさが増す」へ直行できる読み方にします。
答え:一つの偏りを補正し、結論の確からしさが増す。
22
サンプル調査は、母集団を代表するよう偏りの少ない抽出が重要です。
友人だけに聞く、気に入るまでやり直す、は科学性を損ないます。
無作為抽出や層化などの考え方につながる答えにします。
資料の該当箇所に印を付け、「a(偏りの少ない抽出)」へ直行できる読み方にします。
答え:a(偏りの少ない抽出)
23
人口規模が違う地域を実数だけで比べると誤解しやすいです。
千人あたりにそろえると、相対的な大きさを比較しやすくなります。
%ポイントとの混同にも注意します。
この対比を答案の根拠として残し、「規模の違う地域を比較しやすい」と対応づけて覚えます。
答え:規模の違う地域を比較しやすい
24
縦軸の始点をゼロ以外にすると、小さな変化が大きく見えます。
印象操作になりうるので、軸の切り方まで確認します。
模範は「ゼロを省略すると小さな変化が大きく見える。」です。
今の説明を因果の順でもう一度言い直し、「ゼロを省略すると小さな変化が大きく見える」に結び付けます。
答え:ゼロを省略すると小さな変化が大きく見える。
25
歴史史料には欠落や偏りがあります。
想像だけで断定せず、他史料や考古資料で補うのが適切です。
文字史料と遺跡・遺物を照合し、同じ事実を複数の根拠から確かめます。
資料の該当箇所に印を付け、「a(他史料や考古資料で補う)」へ直行できる読み方にします。
答え:a(他史料や考古資料で補う)
⑦ 応用・入試形式 解説
26
資料アは年少18・生産62・老年20、合計100です。
老年の割合は20%なので、答えは20です。
資料イの就業者構成(%)と欄を取り違えないでください。
この対比を答案の根拠として残し、「20」と対応づけて覚えます。
誤答になりやすい近縁の用語・年代・地名を一つ挙げて、なぜ違うかを一言で排斥します。
答え:20
27
資料イは第1次4・第2次28・第3次68です。
最も大きいのは第3次産業です。
資料アの年齢構成と混ぜないでください。
資料の該当箇所に印を付け、「c(第3次産業)」へ直行できる読み方にします。
誤答になりやすい近縁の用語・年代・地名を一つ挙げて、なぜ違うかを一言で排斥します。
答え:c(第3次産業)
28
資料アは年齢別人口だけで、産業別の就業者は書いていません。
「第3次産業の就業者が最も多い」は資料アだけでは断定できません。
産業構成は資料イで確認する、という資料批判が問われています。
この対比を答案の根拠として残し、「b(第3次産業の就業者が最も多い)」と対応づけて覚えます。
答え:b(第3次産業の就業者が最も多い)
29
資料ウは子育て支援と介護の両立が急務だと述べます。
介護と直結しやすい数値は、資料アの老年20です。
第3次68など産業の数字より、年齢構成を根拠にします。
資料の該当箇所に印を付け、「老年20」へ直行できる読み方にします。
誤答になりやすい近縁の用語・年代・地名を一つ挙げて、なぜ違うかを一言で排斥します。
答え:老年20
30
資料アでは生産年齢62が多く、働き手の層が厚いです。
資料イでは第3次が68%と高く、サービス型の都市と言えます。
二つの資料を明示してまとめるのが採点のポイントです。
答え:資料アでは生産年齢が多く、資料イでは第3次産業が68%と高いサービス型の都市である。
31
資料ウは市長談話で、政策の優先順位を述べています。
批判的に読むときは、誰の立場・利益を優先する発言かを確認します。
数値資料と同じ扱いをせず、発信者の立場を疑うのが要点です。
資料の該当箇所に印を付け、「a(誰の立場・利益を優先する発言か)」へ直行できる読み方にします。
答え:a(誰の立場・利益を優先する発言か)
32
資料アでは老年20に対し年少18で、高齢者側がやや多いです。
資料ウも介護を急務とします。
生産年齢62が双方を支える構図になり、負担が増えうると書けます。
答え:資料アで老年20に対し年少18と高齢者が多く、資料ウも介護を急務とする。生産年齢62が双方を支える構図になり負担が増えうる。
⑧ 確認テスト 解説
33
資料Bの輸出は機械40・自動車30・その他30です。
足すと 40+30+30=100 億円です。
輸入合計と取り違えないでください。
この対比を答案の根拠として残し、「a(100)」と対応づけて覚えます。
誤答になりやすい近縁の用語・年代・地名を一つ挙げて、なぜ違うかを一言で排斥します。
答え:a(100)
34
資料Eでは2018年49のあと、2022年53へ持ち直しています。
仮定として、若年層への啓発や争点の明確化で関心が高まった可能性が考えられます。
断定ではなく「可能性がある」までにとどめます。
答え:若年層への啓発や争点の明確化などで関心が高まった可能性がある。
35
史料Cの「法をもって国を安んず」は、統治の手段として法を示します。
武力や慣行ではなく「法」がキーワードです。
民意の「声」と対になる語として答えます。
今の説明を因果の順でもう一度言い直し、「法」に結び付けます。
誤答になりやすい近縁の用語・年代・地名を一つ挙げて、なぜ違うかを一言で排斥します。
答え:法
⑨ 完全解説
間違えた問題は、どの資料・本文の根拠で止まったかを確かめてから、もう一度解いてください。