要点編

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社会 第2章

世界の気候・産業・人口

要点編

【既習/完成/最低25問】気候帯と産業の結び付き。

要点編 — 参考書として先に読む。理解チェックができたら問題編へ。

① この章のねらい

世界の気候・産業・人口では、雨温図や統計表から気候帯の型を読み、第一次〜第三次産業へ結び付けます。人口は実数・密度・構成比を区別し、資料(1)(2)(3)では降水量・人口密度・主な産業を同じ表で比較して因果を書きます。

  • 気候帯の特徴を資料から説明できる
  • 第一次産業などの分類を使える
  • 人口の多い国や密度を資料で比較できる
  • 雨温図の棒と折れ線を読める
  • 気候と産業の因果を説明できる

② 図と説明

下の図を順に見てください。各図の下に、その図の読み方を書いてあります。

図 1. 気候区と雨温図

気候区と雨温図

気温と降水量をセットで。 図では、矢印・色分け・凡例を順に確認し、本文の用語と対応させて読みます。

気候は気温と降水量の型で読む

熱帯雨林は年中高温多雨、砂漠は年降水量がごく少ない、地中海性は夏乾燥・冬に雨、温帯は四季がある、のように型で区別します。雨温図では棒グラフが降水量、折れ線が気温です。合計降水量だけで決めず、雨の多い季節と乾季の有無を確認します。棒と折れ線を取り違えない。

図 2. 雨温図読み取り5手順

雨温図読み取り5手順

気温形→0/10℃→降水の山→少雨期→地名。 図では、矢印・色分け・凡例を順に確認し、本文の用語と対応させて読みます。

気候要因は複数で説明する

気温は緯度、標高、海流、海からの距離の影響を受けます。降水量は季節風や地形(風上・風下)も重要です。一つの原因だけで世界の気候を説明しない。同じ緯度でも内陸は年較差が大きく、海岸沿いは海洋性気候になりやすい、と対比させます。要因は二つ以上挙げる。

図 3. 人口ピラミッド

人口ピラミッド

年齢構成の形を読む。 図では、矢印・色分け・凡例を順に確認し、本文の用語と対応させて読みます。

産業は第何次かを先に決める

農業・林業・漁業は第一次、製造業・建設業は第二次、商業・金融・医療・小売は第三次です。港近くの工場は原料・製品の輸出入に海運を使う立地条件、OPECは石油資源、と資源・交通と結び付けて覚えます。分類を決めてから具体例を挙げ、銀行業を第一次と答えない。

③ 続きの説明

4. 人口は実数・密度・構成を分ける

2020年代に世界で人口が最も多い国はインドです。人口密度は面積あたりの人数で、人口が多い=密度が高いとは限りません。人口ピラミッドでは年少・生産年齢・老年の割合を見、つぼ型は少子高齢化の進行を示します。出生率(割合)と出生数(実数)も混同しない。

5. 統計資料は単位と比較基準を確認する

表やグラフでは単位(mm、人/km²、%)と対象年を最初に見ます。最大・最小のほか変化の大きい部分を比べ、気候数値から稲作・遊牧など主な産業を根拠付きで結びます。異なる年の資料を単純比較しない。数値を答案の根拠として必ず示し、気候と産業を一文で結ぶ。

受験で押さえる(この章)

年号語呂は「音↔桁」の対応を指差し確認してから、因果を一文添える。用語は対比で切る。

必暗気候→産業で都道府県を固定する

県名だけ覚えない。左の県について、右で「気候のキー→産業」をセットで言う。

覚えの手がかり対応する答え
栃木県内陸 → 農業・観光
群馬県内陸 → 工業・こんにゃく
埼玉県首都圏 → ベッドタウン・工業
千葉県東京湾岸 → 京葉工業・農業
東京都大都市 → 政治・経済・サービス
神奈川県京浜 → 京浜工業地帯
新潟県日本海側多雪 → 米(魚沼)
富山県日本海側 → 薬・アルミ・水力

覚え方工業地帯の判別キー

円グラフは名称暗記より構成比。機械突出=中京、化学約4割=京葉、金属多め=阪神。

  • 中京工業地帯機械(自動車)が突出(愛知を中心)
  • 京浜工業地帯印刷・出版や大消費地近接(東京〜横浜)
  • 阪神工業地帯金属・中小企業が多い(大阪〜神戸)
  • 京葉工業地域化学が約4割(千葉湾岸)
  • 瀬戸内工業地域港湾と化学(岡山〜山口など)

必暗気候帯の判別

雨温図は「気温の型→雨の型→地域名」の順。

  • 熱帯雨林気候年中高温多雨/赤道付近
  • 熱帯サバナ気候雨季と乾季/熱帯
  • 砂漠気候年降水量が極端に少ない/中緯度高圧帯など
  • 地中海性気候夏乾・冬雨/地中海沿岸
  • 西岸海洋性気候年較差小・雨多い/ヨーロッパ西岸
  • 冷帯(亜寒帯)冬が長い・夏短い/高緯度

戦い方社会の戦い方(この章でも同じ)

資料はリード文→注→表題→単位→極端値。記述は「資料のどこ+因果」。

  • 手順資料問題はリード文→注→表題→単位→極端な値の順。知識だけで先に答えない
  • 手順並べ替えは年号暗記大会にせず、因果(改革→制度→遷都など)で確定
  • 手順公民は用語定義で確実に得点。曖昧なら対義語・対比で切る
  • 手順記述は「資料のどこ+因果」を40〜80字。知識だけの作文にしない
  • 手順毎日15分:学習中の単元の「受験で押さえる」を音読+書き
  • 手順毎日30〜50分:弱点単元の⑤⑥または⑦を1セット
  • 手順近い用語・近い年代・近い数値の取り違え
  • 手順問題文の一部だけ合っていて結論がずれる選択肢

⑤ 公式・用語

名称内容メモ
気候の読み気温の変化+雨の多い季節
人口密度人口 ÷ 面積人/km²

用語

用語意味
熱帯雨林気候年中高温多雨で密林が広がる気候
砂漠気候年降水量が極端に少なく、乾燥した気候
地中海性気候夏は乾燥し、冬に雨が多い気候
第一次産業農業・林業・漁業など、自然から資源を得る産業
人口密度面積あたりに住む人口。単位は人/km²
人口ピラミッド年齢・男女別の人口構成を示す図

⑥ 手順

気候・産業の手順

  1. 資料の気候名または気温・降水の型を確認する
  2. 産業は第何次かを決めてから例を挙げる
  3. 人口は実数・割合・分布のどれかを区別する
  4. 気候と産業の結び付きを一文で言う

⑦ 例題

途中の考え方を追うための例です。演習は問題編で行います。

例題 1基本

熱帯雨林気候の特徴はどれか。

考え方

高温と多雨が一年を通して続く型です。 まず問題文で何を問うかを確かめ、資料がある場合は題名・年・単位・凡例を確認します。次に、本文・地図・年表・表から答えの直接の根拠を一つ選びます。最後に、原因→出来事→結果のつながりで説明できるか、似た用語・時代・機関と取り違えていないかを検算します。

答え:年中高温多雨

例題 2標準

第一次産業に含まれるのはどれか。

考え方

農業は第一次産業です。 まず問題文で何を問うかを確かめ、資料がある場合は題名・年・単位・凡例を確認します。次に、本文・地図・年表・表から答えの直接の根拠を一つ選びます。最後に、原因→出来事→結果のつながりで説明できるか、似た用語・時代・機関と取り違えていないかを検算します。

答え:農業

例題 3入試

2020年代に世界で人口が最も多い国。

考え方

近年はインドが世界最多です。 まず問題文で何を問うかを確かめ、資料がある場合は題名・年・単位・凡例を確認します。次に、本文・地図・年表・表から答えの直接の根拠を一つ選びます。最後に、原因→出来事→結果のつながりで説明できるか、似た用語・時代・機関と取り違えていないかを検算します。

答え:インド

⑧ 入試での使われ方

  • 気候は型で区別する
  • 人口の多さと密度を混同しない
  • ⑤基本:用語+順序 ⑥標準:資料1枚+短記述 ⑦応用:複数資料梯子+40〜80字(府公立の記述説明密度を下限)
  • 赤本/過去問で形式と時間配分を体感(JS88に社会なし)
  • リセマム大阪社会(共通1種)で資料読取→比較→記述の段に慣れる

⑨ よくある誤り

  • 日本の太平洋側の冬を雪が多いと答える
  • 銀行業を第一次産業と答える

⑩ 確認

次ができたら問題編へ進んでください。

  • 熱帯雨林の特徴を説明できる
  • 第一次産業の例を挙げられる

⑪ 問題編へ

「世界の気候・産業・人口」の内容を押さえたら、問題編で手を動かして定着させましょう。

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解いたあとは解説編で手順を確認してください。

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