要点編

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理科 第13章

大地の変化

要点編

【既習/完成/最低25問】地層・火山・地震。

要点編 — 参考書として先に読む。理解チェックができたら問題編へ。

① この章のねらい

ここでは、上からA・B・Cと重なる地層断面と、P波12秒・S波20秒の地震記録を同じ授業で使います。まず地層の新旧を決め、次に同じ記録からS−Pを取り、入試の小問梯子でも同じ図に戻ります。

  • 地層の上下関係から新旧を判断できる
  • 初期微動継続時間をS−Pで求められる
  • P波とS波の性質を区別できる
  • 火山岩と深成岩を冷え方と結晶の大きさで区別できる
  • 同じ断面・同じ記録を(1)(2)(3)で使い回せる

② 図と説明

下の図を順に見てください。各図の下に、その図の読み方を書いてあります。

図 1. 地層と震源・震央

地層と震源・震央

下の層ほど古い(原則)。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。

下にある層ほど古い

上からA・B・Cなら、最も古いのはCです。あとから積もった層が上になります。入試では「最も新しい層」を聞かれることもあり、そのときは一番上のAです。 図や表では、まず矢印・数値・単位が何と何を対応させているかを指で追います。次に条件を式、粒子、力の向きなどへ書き込み、途中の判断を飛ばさずに答えを決めます。見た目や用語だけで決めず、条件が変わっても同じ順序で確かめることが大切です。

図 2. P波とS波

P波とS波

初期微動から震源距離。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。

断層が切っていれば断層が新しい

地層を切る断層は、切られた地層より後にできたと考えます。化石で年代を押さえたあと、断層の新旧を重ねます。 図や表では、まず矢印・数値・単位が何と何を対応させているかを指で追います。次に条件を式、粒子、力の向きなどへ書き込み、途中の判断を飛ばさずに答えを決めます。見た目や用語だけで決めず、条件が変わっても同じ順序で確かめることが大切です。

図 3. プレート境界

プレート境界

地震・火山と関係する。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。

初期微動継続時間はS−P

P波12秒、S波20秒なら20−12=8秒です。この8秒が(2)以降の震源距離や走時曲線の基準になります。 図や表では、まず矢印・数値・単位が何と何を対応させているかを指で追います。次に条件を式、粒子、力の向きなどへ書き込み、途中の判断を飛ばさずに答えを決めます。見た目や用語だけで決めず、条件が変わっても同じ順序で確かめることが大切です。

③ 続きの説明

4. 急冷すると結晶は小さい

地表付近で急に冷えた火山岩は粒が小さく、ゆっくり冷えた深成岩は粒が大きくなります。同じ火成岩でも冷え方で答えが分かれます。 図や表では、まず矢印・数値・単位が何と何を対応させているかを指で追います。次に条件を式、粒子、力の向きなどへ書き込み、途中の判断を飛ばさずに答えを決めます。見た目や用語だけで決めず、条件が変わっても同じ順序で確かめることが大切です。

5. 入試では同じ図を梯子で使う

(1)で最古の層、(2)でS−P、(3)で断層や岩石、の順に聞かれることが多いです。(1)の読みが曖昧だと、(2)(3)で止まります。 図や表では、まず矢印・数値・単位が何と何を対応させているかを指で追います。次に条件を式、粒子、力の向きなどへ書き込み、途中の判断を飛ばさずに答えを決めます。見た目や用語だけで決めず、条件が変わっても同じ順序で確かめることが大切です。

受験で押さえる(この章)

語呂は「音↔記号↔意味」の対応表まで書いて初めて覚え方が完成する。そのあと実験・計算の文脈で使う。

覚え方この章の覚え方・語呂

語呂は「何と何が対応するか」が見えて初めて使える。下の矢印の左右を声に出してつなぐ。そのあと「なぜその性質/公式になるか」まで言える状態にする。

覚えの手がかり対応する答え
示準化石と示相化石準=時代、相=環境 → 三葉虫・アンモナイト=時代。サンゴ=暖浅海(地層の読み取り)
P波とS初期微動Pが先、Sが後。初期微動継続時間で震源距離の目安 → 地震の記録の読み方(地震)
火成岩のつくりゆっくり冷える→深成岩(大きい結晶)。急冷→火山岩(斑状) → 冷却速度と組織(岩石)

必暗実験定石

変えた条件・そろえた条件・測定値を先に書く。覚え方より手順が本命。手順を言えたら「なぜその集め方/検出か」を一言添える。

  • 地震初期微動継続時間と震源距離/P・Sの到着差
  • 地層観察上下関係と化石/示準/示相を混同しない
  • 火山噴火の形と岩石/粘性と爆発

戦い方理科の戦い方

知識で得点を確保し、計算・考察に時間を残す。単位を先に固定する。わからない用語は、定義→例→対比の順で戻す。

  • 手順知識問題で得点を確保し、計算・実験考察に時間を残す
  • 手順実験問題は「何を変えたか/何をそろえたか/何を測ったか」を先に書く
  • 手順単位・有効数字・グラフの軸を見直す。計算は式を残す
  • 手順生物・地学の用語は定義を一文で言えるかだけ確認して次へ
  • 手順毎日15分:学習中の単元の「受験で押さえる」を音読+書き
  • 手順毎日30〜50分:弱点単元の⑤⑥または⑦を1セット
  • 手順近い用語・近い年代・近い数値の取り違え
  • 手順問題文の一部だけ合っていて結論がずれる選択肢

⑤ 公式・用語

名称内容メモ
初期微動継続時間S波到達時刻−P波到達時刻
地層の新旧下ほど古い(断層が切る側が新しい)

用語

用語意味
P波速く伝わる縦波。初期微動の波。
S波遅く伝わる横波。主要動の波。
示準化石地層の年代を知るのに役立つ化石。
示相化石当時の環境を知るのに役立つ化石。

⑥ 手順

地層・地震の読み方

  1. 地層は上下→化石→断層の順で新旧を決める
  2. 地震記録はPとSの時刻差(S−P)を取る
  3. 震度とマグニチュードを混同しない
  4. 火成岩は冷え方と粒の大きさで分類する

⑦ 例題

途中の考え方を追うための例です。演習は問題編で行います。

例題 1基本

上からA・B・Cの地層で、最も古いのはどれか。

考え方

下の層ほど先に堆積したからです。 まず問題文から与えられた量・単位・向きを取り出し、図のどの部分に対応するかを確認します。次に式または規則に数値や条件を順に当てはめ、計算や判定の途中を省かずに進めます。最後に単位、向き、桁、問いへの答え方が合うかを検算し、根拠と結論を結びます。

答え:C

例題 2標準

P波12秒、S波20秒のとき、初期微動継続時間は何秒か。

考え方

20−12=8。 まず問題文から与えられた量・単位・向きを取り出し、図のどの部分に対応するかを確認します。次に式または規則に数値や条件を順に当てはめ、計算や判定の途中を省かずに進めます。最後に単位、向き、桁、問いへの答え方が合うかを検算し、根拠と結論を結びます。

答え:8秒

例題 3入試

結晶が大きい火成岩は、どのように冷えたか。

考え方

地下で時間をかけて冷えると粒が大きくなります。 まず問題文から与えられた量・単位・向きを取り出し、図のどの部分に対応するかを確認します。次に式または規則に数値や条件を順に当てはめ、計算や判定の途中を省かずに進めます。最後に単位、向き、桁、問いへの答え方が合うかを検算し、根拠と結論を結びます。

答え:ゆっくり冷えた(深成岩)

⑧ 入試での使われ方

  • 用語は定義と具体例で覚える
  • S−Pを先に計算する
  • 上の層が古いと読まない
  • 震度(揺れ)とマグニチュード(規模)を分ける
  • ⑤基本:005net基本問題 ⑥標準:005net標準 ⑦応用:JS88型の実験連鎖+本アプリ
  • 理科の学習(005net)で基本→標準を章ごとに
  • JS88理科過去問で四分野の配分と実験連鎖を確認

⑨ よくある誤り

  • 上の層ほど古いと答える
  • P波とS波の速さ・性質を入れ替える
  • 震度とマグニチュードを同じ意味で使う

⑩ 確認

次ができたら問題編へ進んでください。

  • 用語は定義と具体例で覚える
  • 地層Cが最古と説明できる
  • 初期微動継続時間8秒を求められる
  • 火山岩と深成岩を冷え方で区別できる

⑪ 問題編へ

「大地の変化」の内容を押さえたら、問題編で手を動かして定着させましょう。

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解いたあとは解説編で手順を確認してください。

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