理科 第15章
地球と宇宙(天体)
要点編
【未履修・先取り/完成/最低35問】月・南中・季節(先取り寄り)。
① この章のねらい
ここでは、太陽を左に固定した地球と月の配置図を例にします。新月・満月・日食・月食の位置関係と、地軸の傾きによる季節を同じ図の約束で読みます。
- 自転と公転の周期・現象を区別できる
- 満月・新月の位置を太陽基準で説明できる
- 日食と月食の配置を区別できる
- 季節の変化を地軸の傾きと公転で説明できる
② 図と説明
下の図を順に見てください。各図の下に、その図の読み方を書いてあります。
図 1. 月の見え方

満月=太陽—地球—月。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。
太陽の向きを固定してから置く
図では太陽を左などに固定し、地球と月の位置だけを動かします。満月は太陽と反対側、新月は太陽と同じ側です。 図や表では、まず矢印・数値・単位が何と何を対応させているかを指で追います。次に条件を式、粒子、力の向きなどへ書き込み、途中の判断を飛ばさずに答えを決めます。見た目や用語だけで決めず、条件が変わっても同じ順序で確かめることが大切です。
図 2. 地軸と季節

傾きで南中高度が変わる。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。
日食は新月ごろ
太陽−月−地球の順に並ぶと、月が太陽を隠します。月食は満月ごろで、太陽−地球−月の順です。 図や表では、まず矢印・数値・単位が何と何を対応させているかを指で追います。次に条件を式、粒子、力の向きなどへ書き込み、途中の判断を飛ばさずに答えを決めます。見た目や用語だけで決めず、条件が変わっても同じ順序で確かめることが大切です。
図 3. 日食と月食

影に入る位置関係。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。
満ち欠けは見る角度の変化
地球の影で欠けて見えるのが月食です。ふだんの満ち欠けは、日光を受ける面を見る方向が変わるためです。 図や表では、まず矢印・数値・単位が何と何を対応させているかを指で追います。次に条件を式、粒子、力の向きなどへ書き込み、途中の判断を飛ばさずに答えを決めます。見た目や用語だけで決めず、条件が変わっても同じ順序で確かめることが大切です。
③ 続きの説明
4. 季節は地軸の傾きが主因
地軸が約23.4°傾いたまま公転するため、北半球では夏至に南中高度が高くなります。太陽との距離が主因ではありません。 図や表では、まず矢印・数値・単位が何と何を対応させているかを指で追います。次に条件を式、粒子、力の向きなどへ書き込み、途中の判断を飛ばさずに答えを決めます。見た目や用語だけで決めず、条件が変わっても同じ順序で確かめることが大切です。
受験で押さえる(この章)
語呂は「音↔記号↔意味」の対応表まで書いて初めて覚え方が完成する。そのあと実験・計算の文脈で使う。
必暗実験定石
変えた条件・そろえた条件・測定値を先に書く。覚え方より手順が本命。手順を言えたら「なぜその集め方/検出か」を一言添える。
- 天体南中高度と季節/地軸の傾き
- 月の満ち欠け太陽・月・地球の位置/日食・月食の条件
戦い方理科の戦い方
知識で得点を確保し、計算・考察に時間を残す。単位を先に固定する。わからない用語は、定義→例→対比の順で戻す。
- 手順知識問題で得点を確保し、計算・実験考察に時間を残す
- 手順実験問題は「何を変えたか/何をそろえたか/何を測ったか」を先に書く
- 手順単位・有効数字・グラフの軸を見直す。計算は式を残す
- 手順生物・地学の用語は定義を一文で言えるかだけ確認して次へ
- 手順毎日15分:学習中の単元の「受験で押さえる」を音読+書き
- 手順毎日30〜50分:弱点単元の⑤⑥または⑦を1セット
- 手順近い用語・近い年代・近い数値の取り違え
- 手順問題文の一部だけ合っていて結論がずれる選択肢
⑤ 公式・用語
| 名称 | 内容 | メモ |
|---|---|---|
| 満月の位置 | 太陽と反対方向 | — |
| 日食の配置 | 太陽−月−地球(新月ごろ) | — |
| 月食の配置 | 太陽−地球−月(満月ごろ) | — |
| 地軸の傾き | 約23.4° | — |
用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 自転 | 地球が地軸のまわりを回ること。約1日。日周運動の原因。 |
| 公転 | 地球が太陽のまわりを回ること。約365日。 |
| 南中 | 天体が真南に来て高度が最も高くなること。 |
⑥ 手順
天体図の読み方
- 太陽の位置を固定する
- 月の位相(新月・満月)を太陽との位置で決める
- 食は三者の並び順で日食・月食を分ける
- 季節は地軸の傾き+公転で説明し、距離説を使わない
⑦ 例題
途中の考え方を追うための例です。演習は問題編で行います。
満月のとき、月は太陽に対してどの方向にあるか。
考え方
地球から見て太陽の反対側に月があります。 まず問題文から与えられた量・単位・向きを取り出し、図のどの部分に対応するかを確認します。次に式または規則に数値や条件を順に当てはめ、計算や判定の途中を省かずに進めます。最後に単位、向き、桁、問いへの答え方が合うかを検算し、根拠と結論を結びます。
答え:太陽と反対方向
日食が起きうる月の形は何か。
考え方
太陽−月−地球の順になるのは新月ごろです。 まず問題文から与えられた量・単位・向きを取り出し、図のどの部分に対応するかを確認します。次に式または規則に数値や条件を順に当てはめ、計算や判定の途中を省かずに進めます。最後に単位、向き、桁、問いへの答え方が合うかを検算し、根拠と結論を結びます。
答え:新月
北半球で南中高度が最も高くなりやすいのはいつか。
考え方
地軸が太陽側へ傾き、昼が長く南中高度が高くなります。 まず問題文から与えられた量・単位・向きを取り出し、図のどの部分に対応するかを確認します。次に式または規則に数値や条件を順に当てはめ、計算や判定の途中を省かずに進めます。最後に単位、向き、桁、問いへの答え方が合うかを検算し、根拠と結論を結びます。
答え:夏至
⑧ 入試での使われ方
- 用語は定義と具体例で覚える
- 図では太陽を固定してから月を置く
- 日食=新月、月食=満月でまず分ける
- 季節は距離ではなく地軸の傾きで説明する
- ⑤基本:005net基本問題 ⑥標準:005net標準 ⑦応用:JS88型の実験連鎖+本アプリ
- 理科の学習(005net)で基本→標準を章ごとに
- JS88理科過去問で四分野の配分と実験連鎖を確認
⑨ よくある誤り
- 満ち欠けを地球の影だけで説明する
- 日食と月食の並びを逆にする
- 季節の原因を太陽との距離だけにする
⑩ 確認
次ができたら問題編へ進んでください。
- 用語は定義と具体例で覚える
- 満月の位置を説明できる
- 日食・月食の配置を区別できる
- 季節を地軸の傾きで説明できる