理科 第5章
物質のすがた・状態変化
問題編
【既習/完成/最低25問】粒子・融点沸点。
解く前に:この章の覚え方・戦い方
別冊を開かなくてよい。ここで対応表を指差し確認してから問題に入る。解けたあとも誤答はこの一覧に戻す。
覚え方この章の覚え方・語呂
語呂は「何と何が対応するか」が見えて初めて使える。下の矢印の左右を声に出してつなぐ。そのあと「なぜその性質/公式になるか」まで言える状態にする。
必暗実験定石
変えた条件・そろえた条件・測定値を先に書く。覚え方より手順が本命。手順を言えたら「なぜその集め方/検出か」を一言添える。
- 状態変化温度変化と熱の出入りをセット/純物質と混合物
- 密度測定質量と体積の単位をそろえる/空気の泡に注意
戦い方理科の戦い方
知識で得点を確保し、計算・考察に時間を残す。単位を先に固定する。わからない用語は、定義→例→対比の順で戻す。
- 手順知識問題で得点を確保し、計算・実験考察に時間を残す
- 手順実験問題は「何を変えたか/何をそろえたか/何を測ったか」を先に書く
- 手順単位・有効数字・グラフの軸を見直す。計算は式を残す
- 手順生物・地学の用語は定義を一文で言えるかだけ確認して次へ
- 手順毎日15分:学習中の単元の「受験で押さえる」を音読+書き
- 手順毎日30〜50分:弱点単元の⑤⑥または⑦を1セット
- 手順近い用語・近い年代・近い数値の取り違え
- 手順問題文の一部だけ合っていて結論がずれる選択肢
① 導入
物質の三態・状態変化・融点沸点・粒子モデルを扱います。
用語は定義と具体例(実験・図)で覚え、融解・凝固・気化・凝縮など変化の向きも対比しましょう。密度は途中式と単位を残してください。
② 基本概念
- 固体・液体・気体は粒子の並びと動きで区別する。
- 融点:固体→液体、沸点:液体→気体。温度は変化中一定になりやすい。
- 状態変化では物質そのものは変わらない(化学変化ではない)。
- 密度 d=m/V。
③ 図解

純物質と混合物を分ける。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。
温度と溶ける量の関係。 図では、矢印の始点と終点、数値や記号の位置を順に対応させて読み、条件を変えても同じ規則で確かめます。
④ 例題
粒子が規則正しく並び動きにくい状態は何か。
氷が水になる状態変化を何というか。
水が水蒸気になる状態変化を何というか。
質量 20 g、体積 10 cm³ の密度は何 g/cm³ か。
⑤ 基本問題
ドライアイスが直接気体になる変化を何というか。
水蒸気が水になる変化を何というか。
水が氷になる変化を何というか。
体積が決まって形が決まらない状態は何か。
容器いっぱい広がる状態は何か。
質量 50 g・体積 25 cm³ の密度は何 g/cm³ か。
純粋な物質の融点は一定か。
状態変化で粒子の種類は変わるか。
融点で温度が一定に見える理由を粒子の観点で述べなさい。
純物質と混合物の違いを一言で述べなさい。
⑥ 標準問題
物質Pの加熱データ 時刻(分) 0 2 4 6 8 10 温度(C) 20 40 60 60 80 100
上の表で温度が一定の区間は何分かから何分か。何が起きているか。
物質Pの融点は約何℃か。
蒸留で分ける性質の違いは何か。
ろ過で分けられる混合物の例を一つ答えなさい。
同じ質量で体積が大きいほど密度はどうなるか。
熱して温度が上がり続ける区間では、主に何が増えているか(粒子)。
⑦ 応用・入試形式
北陽型:一つの加熱実験の条件と結果を用いて、(1)〜(8)を順に考える。
【大問】白い固体Aの性質を調べる実験(学習用・架空)
質量 30 g の白い固体Aを試験管に入れ、同じ強さで加熱した。温度を1分ごとに記録したところ、次の表・グラフになった。Aは加熱中に分解せず、失われないものとする。加熱後、70℃の液体Aの体積を量ると 40 cm³ であった。
加熱時間(分) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 温度(℃) 20 40 60 60 60 80 100 100 100 110 比較用試料B:加熱すると55℃で溶け始め、65℃で全て液体になった。
(1) 温度が一定だった時間の区間を二つ答えなさい。
(2) 最初の温度一定の区間(2〜4分)に起きている状態変化を答えなさい。
(3) 固体Aの融点は何℃か。
(4) 固体Aの沸点は何℃か。
(5) 2〜4分の間も加熱を続けているのに温度が上がらない理由を、与えた熱の使われ方に触れて40字で説明しなさい。
(6) 70℃のAは、固体・液体・気体のどの状態か。
(7) 70℃の液体Aの密度は何 g/cm³ か。
(8) 比較用試料Bは純粋な物質と混合物のどちらと考えられるか。表のAとの違いを理由にして答えなさい。
【資料】水の加熱(架空)
| 時刻(分) | 温度(℃) | 様子 |
|---|---|---|
| 0 | 20 | 液体 |
| 5 | 100 | 沸騰開始 |
| 8 | 100 | 沸騰中 |
(1)〜(3)は同じ資料を用いる。
(1) 沸騰が始まった温度は何℃か。
(2) 5分から8分で温度が変わらないことを答えなさい。
(3) 沸騰中に温度が一定でも熱を加え続ける理由を40字以内で述べなさい。
⑧ 確認テスト
固体→液体の名称は。
密度の式は。
粒子が最も自由に動き回る状態は。
状態変化は化学変化か。
⑨ 完全解説
解説編で加熱曲線の読み方を確認する。